ビジネスホテルプリンスは四国の香川県高松市にある出張滞在や観光の拠点として好評いただいているファミリー経営のホテルです。

お遍路情報

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総行程1,400Km、昔は世捨ての旅として知られた四国八十八ヶ所巡りですが最近では、信仰心の為だけではなく、健康のため、ストレス解消のため、これからの生き様を探るため等々・・・人生に潤い、癒しを求めて巡礼される方が増えているようです。俗塵を離れ、人々の厚い心遣いに感謝し、生きる喜びを見出す、そんな自分探しの旅として・・・。

ビジネスホテルプリンスでも「歩き遍路」のお客様が以前より頻繁においでになるようになりました。


お遍路とは?

約1200年前、真言宗の開祖・弘法大師が42歳のとき、自分自身と人々の災厄を除くために開いたと言う四国八十八ヶ所。徳島の23ヶ寺を「発心の道場」、高知の16ヶ寺を「修行の道場」、愛媛の26ヶ寺を「菩提の道場」、香川の23ヶ寺を「涅槃の道場」と呼ぶ。そして最後に、高野山奥の院参拝で大願成就すると言われています。この全行程は約1400kmに及び、歩き遍路の場合だと40~60日、車の場合でも10日以上はかかると言われます。

庶民の間に広がったのは、伊予松山の長者・衛門三郎伝説が有力です。

  • 四国を巡礼中の弘法大師が、ある日、愛媛県松山市の郊外の大きな屋敷に托鉢に訪れました。そこの主人の衛門三郎は強欲で、何度も訪れる乞食僧(大師)を追い払い、最後には大師が持っていた鉄鉢を八っに割ってしまいました。その後大師は衛門三郎の屋敷を訪れることは無かったが、三郎の子供八人が次々と亡くなった。そこで、三郎は托鉢に訪れた人が弘法大師と気付き、今までの自分の行いを悔い、大師を求めて遍路の旅に出ました。
    しかし、簡単には会えない。二十数回目に、一番から順番に回るのをやめ、逆に回り始めた。心身とも疲れ果て、十二番の焼山寺で倒れてしまう。意識が遠のいていくときに、大師が現れ、罪を許してもらった。最後の望みとして、「今度、生まれ変わるときは、領主になりたい」と願った。そこで大師から衛門三郎と書いた小石を授けられ、それを握ったまま死んでしまいました。
    その後伊予の領主に男の子が生まれました。ところが、その子の手はしっかりと握ったまま開かない。困り果て、安養寺(今の石手寺)に連れていき、祈念をした。そうすると、手から衛門三郎と書いた小石がでてきました。人々は衛門三郎の生まれ変わりと思い、弘法大師の偉大さを真に受け止めたというお話が、語り継がれています。

阿波(徳島) 発心の道場 23ヵ寺

  • 発心とは、私達が仏教に帰依しようとする心を起こすことを言います。何がひきがねになるかは、人それぞれ。遍路の旅に出てみようかな・・と思い立つのも、そのひきがねの一つ。弘法大師と「同行二人」で、四国遍路を思い立った人達にとって、徳島は「発心の道場」と言う訳です。

土佐(高知) 修行の道場 16ヵ寺

  • 修行と言う言葉には、ともすれば難行苦行といったイメージがつきまといますが、弘法大師の教えは、そのような苦行ではありません。心身共に仏道を身に付けて善行を積むといった、精神的な面の多い修行を意味します。

伊予(愛媛) 菩提の道場 26ヵ寺

  • 菩提と言うのは道であり、知であり、覚であると言われています。あらゆる煩悩を断ち切り、不生、不滅の理を悟って、初めて得る仏果なのです。発心の道場、修業の道場を経て、ようやくここにたどり着くと言う訳です。

讃岐(香川) 涅槃の道場 23ヵ寺

  • 香川県下には、弘法大師にゆかりの深いお寺が多くあります。様々な苦を絶ち、一切の煩悩を滅ぼし、不生不滅、解脱の境地・・・涅槃とはそういう意味で、讃岐を無事に巡ると、四国八十八ヶ所遍路は結願となります。

第66番 雲辺寺(うんぺんじ)
第67番 大興寺(だいこうじ)
第68番 神恵院(じんねいん)
第69番 観音寺(かんのんじ)
第70番 本山寺(もとやまじ)
第71番 弥谷寺(いやだにじ)
第72番 曼荼羅寺(まんだらじ)
第73番 出釈迦寺(しゅっしゃかじ)
第74番 甲山寺(こうやまじ)
第75番 善通寺(ぜんつうじ)
第76番 金倉寺(こんぞうじ)
第77番 道隆寺(どうりゅうじ)
第78番 郷照寺(ごうしょうじ)
第79番 天皇寺(てんのうじ)
第80番 國分寺(こくぶんじ)
第81番 白峯寺(しろみねじ)
第82番 根香寺(ねごろじ)
第83番 一宮寺(いちのみやじ)
第84番 屋島寺(やしまじ)
第85番 八栗寺(やくりじ)
第86番 志度寺(しどじ)
第87番 長尾寺(ながおじ)
第88番 大窪寺(おおくぼじ)
高野山


第66番札所 巨鼇山 千手院 雲辺寺(きょごうざん せんじゅいん)

【本尊】 千手観世音菩薩
【真言】 おん、ばざら、たらま、きりく
【住所】 徳島県三好郡池田町白地字のろうち
【電話】 0883-74-1707
【駐車】 有
【交通】 JR観音寺駅 タクシー 雲辺寺ロープウェイ山頂 徒歩5分
【次札所】 67番 大興寺まで~約9.5km

雲辺寺は八十八ヵ所中最標高911mの山頂にあり、寺への登山道は遍路ころがしとされる難所のひとつ。


第67番札所 小松尾山 不動光院 大興寺(こまつおざん ふどうこういん)

【本尊】 薬師如来
【真言】  おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
【住所】 香川県山本町辻小松尾4209
【電話】 0875-63-2341
【駐車】 有
【交通】 JR予讃線 観音寺駅よりタクシー30分ほど
【次札所】 68番 神恵院まで~約9km
【HP】


第68番札所 琴弾山 神恵院(じねんいん)

【本尊】 阿弥陀如来
【真言】  おん あみりた ていぜい からうん
【住所】 香川県観音寺市八幡町1-1-7
【電話】 0875-25-3871
【駐車】 有
【交通】 JR予讃線観音寺駅 仁尾バス善通寺行 観音寺中学校前下車 徒歩5分
【次札所】 69番 観音寺まで~隣接
【HP】


第69番札所 七宝山 観音寺(しっぽうざん)

【本尊】 聖観世音菩薩
【真言】 おん あろりきゃ そわか
【住所】 香川県観音寺市八幡町1-2-7
【電話】 0875-25-3871
【駐車】 有
【交通】 JR予讃線観音寺駅 仁尾バス善通寺行 観音寺中学校前下車 徒歩5分
【次札所】 70番 本山寺まで~約4.5km

琴弾山で修行していた法相宗の日証上人により琴彈八幡宮を開創。元々あった琴彈八幡宮が明治時代の神仏分離により琴彈八幡宮に安置されていた阿弥陀如来像を観音寺に移し、琴彈八幡宮と神恵院に分離し、それぞれ独立して神恵院は観音寺と同居の形となった。

 宝物館はこの寺の縁日である1月と8月の16日のみ開かれる。 釈迦捏槃像(しゃかねはんぞう)をはじめ琴弾八幡本地仏像図(ことひきはちまんほんちぶつぞうず)、琴弾官給縁起図(ことひきぐうええんきず)など、国の重要文化財に指定された寺宝を数多く安置。


第70番札所 七宝山 持宝院 本山寺(しっぽうざん じほういん)

【本尊】 馬頭観世音菩薩
【真言】 おん あみりとう どはんば うん ぱった そわか
【住所】 香川県豊中町本山甲1445
【電話】 0875-62-2007
【駐車】 有
【交通】 JR予讃線本山駅 徒歩20分
【次札所】 71番 弥谷寺まで~約12.5km
【HP】


第71番札所 剣五山 千手院 弥谷寺(けんござん せんじゅいん)

【本尊】 千手観世音菩薩
【真言】 おん ばざら たらま きりく
【住所】 香川県三野町大見乙70
【電話】 0875-72-3446
【駐車】 有
【交通】 JR予讃線詫間駅 仁尾バス善通寺行 弥谷寺口下車 徒歩35分
【次札所】 72番 曼荼羅寺まで~約4km
【HP】


第72番札所 我拝師山 延命院 曼荼羅寺(がはいじざん えんめいいん)

【本尊】 大日如来
【真言】 おん あびらうんけん ばざらだどばん
【住所】 香川県善通寺市吉原町1380-1
【電話】 0877-63-0072
【駐車】 有
【交通】 JR土讃線善通寺駅 仁尾バス観音寺行 三井の江下車 徒歩18分
【次札所】 73番 出釈迦寺まで~約0.5km
【HP】


第73番札所 我拝師山 求聞持院 出釈迦寺(がはいしざん ぐもんじいん)

【本尊】 釈迦如来
【真言】 のうまく さんまんだ ぼだなん ばく
【住所】 香川県善通寺市吉原町1091
【電話】 0877-63-0073
【駐車】 有
【交通】 JR土讃線善通寺駅 仁尾バス観音寺行 三井の江下車 徒歩9分
【次札所】 74番 甲山寺まで~約2km
【HP】


第74番札所 医王山 多宝院 甲山寺(いおうざん たほういん)

【本尊】 薬師如来
【真言】 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
【住所】 香川県善通寺市弘田町1765-1
【電話】 0877-63-0074
【駐車】 有
【交通】 JR土讃線善通寺駅 仁尾バス観音寺行 朝比奈グラウンド前下車 徒歩15分
【次札所】 75番 善通寺まで~約1.5km
【HP】


第75番札所 五岳山 誕生院 善通寺(ごがくざん たんじょういん)

【本尊】 薬師如来
【真言】 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
【住所】 香川県善通寺市善通寺町3-3-1
【電話】 088-672-4111
【駐車】 台
【交通】 JR土讃線善通寺駅 仁尾バス観音寺行 赤門節下車 徒歩9分
【次札所】 76番 金倉寺まで~約4km
【HP】 http://www.niji.or.jp/zentsuji/

 高野山金剛峰寺、東寺と並ぶ三大霊場の一つ。弘法大師・空海生誕の地で真言宗善通寺派の総本山です。

 宝亀5年(774)6月15日に現在の御影堂の所で、御誕生になったとされています。大師の御作や御遺品など寺宝が数多く残されていて、宝物館では恵果和尚から真言宗第八祖の証として授けられた「三国伝来金銅錫杖」国宝などが閲覧できる。

 永禄年間(1558~70)の兵火に本堂が焼失したが、本尊は焼け残る。現在の金堂は貞享2年(1685)に再建。


第76番札所 鶏足山 宝幢院 金倉寺(けいそくざん ほうどういん)

【本尊】 薬師如来
【真言】 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
【住所】 香川県善通寺市金蔵寺町1160
【電話】 0877-62-0845
【駐車】 有料
【交通】 JR土讃線金蔵寺駅 徒歩5分
【次札所】 77番 道隆寺まで~約4km
【HP】


第77番札所 桑多山 明王院 道隆寺(そうたざん みょうおういん)

【本尊】 薬師如来
【真言】 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
【住所】 香川県多度津町北鴨1-3-30
【電話】 0877-32-3577
【駐車】 有
【交通】 JR予讃線多度津駅 徒歩15分
【次札所】 78番 郷照寺まで~約7km
【HP】


第78番札所 仏光山 広徳院 郷照寺(ぶっこうざん こうとくいん)

【本尊】 阿弥陀如来
【真言】 おん あみりた ていせい からうん
【住所】 香川県宇多津町1435
【電話】 0877-49-0710
【駐車】 有
【交通】 JR予讃線宇多津駅 徒歩20分
【次札所】 79番 天皇寺まで~約6.5km


第79番札所 金華山 高照院 天皇寺(きんかざん こうしょういん)

【本尊】 十一面観世音菩薩
【真言】 おんまか きゃろにきゃ そわか
【住所】 香川県坂出市西庄町八十場1713-2
【電話】 0877-46-3508
【駐車】 有料
【交通】 JR予讃線八十場駅 徒歩3分
【次札所】 80番 国分寺まで~約7km
【HP】


第80番札所 白牛山 千手院 国分寺(はくぎゅうざん せんじゅいん)

【本尊】 十一面千手観世音菩薩
【真言】 おん かかかび さんまえい そわか
【時間】 7:00~17:00 
【住所】 香川県国分寺町国分2065
【電話】 087-874-0033
【駐車】 有
【交通】 JR国分駅より徒歩5分
【次札所】 81番 白峯寺まで~約7km
【HP】

本堂は鎌倉中期の建築で重要文化財。奈良時代の鋳造である銅鐘は国の重要文化財。本尊の十一面千手観世音菩薩は重要文化財。この本尊には「同行五人 大永八年五月廿日 ・・山谷上院隠・」等の落書きが残っていて、大永8年(1528)に修行者がここを訪れていたことを今に残す。創建当時(8世紀中頃)の礎石なども残る境内全体が国の特別史跡である古刹です。本尊は秘仏で非公開。


第81番札所 綾松山 洞林院 白峰寺(りょうしょうざん どうりんいん)

【本尊】 千手観世音菩薩
【真言】 おん ばざら たらまきりく
【住所】 香川県坂出市青海町2635
【電話】 0877-47-0305
【駐車】 有
【交通】 JR予讃線坂出駅 コトサンバス王越/大屋富行 高屋下車 徒歩1時間
【次札所】 82番 根香寺まで~約4.5km
【HP】

  • 朝廷により上皇の霊をまつる御廟所として建立された頓証寺殿。門にかかる「頓証寺」の勅額は後小松天皇が応永21年(1414)に奉納したもので、国の重要文化財。又、2基の十三重塔は、源頼朝が上皇の菩提を弔うために寄進したもので、国の重要文化財。

第82番札所 青峰山 千手院 根香寺(あおみねざん せんじゅいん)

【本尊】 手観世音菩薩
【真言】 おん ばざら たらま きりく
【住所】 香川県高松市中山町1506
【電話】 087-881-3329
【駐車】 有
【交通】 JR高松駅 タクシー20分
【次札所】 83番 一宮寺まで~約13.5km
【HP】 http://www1.plala.or.jp/negoro/

  • 境内の牛鬼銅像は、今から400年前にいたとされる牛鬼というもののけ。当時、牛鬼が人畜を害していた為、村人が弓の名手・山田蔵人高清に退治をたのみ、山田蔵人は本尊への祈願により牛鬼を射倒することができたとの逸話が残る。お寺にはこの時倒した牛鬼の角が今も残っているとのこと。

第83番札所 神毫山 大宝院 一宮寺(しんごうざん たいほういん)

【本尊】 聖観世音菩薩
【真言】 おん あろりきゃそそわか
【住所】 香川県高松市一宮町607
【電話】 087-885-2301
【駐車】 有
【交通】 高松琴平電鉄 一宮駅 徒歩10分
【次札所】 84番 屋島寺まで~約14km

  • 大宝年間(701-704)義淵(ぎえん)僧上によって創建され、その頃は大宝寺と号して法相宗に属していました。その後諸国に一宮が建てられたとき、行基菩薩によって田村神社が讃岐一の宮として建立され、お寺はその筆頭の別当寺として神亳 山・一宮寺と改められ末寺6力寺を数える大寺になりました。大同年間(806‐810)弘法大師がこの地に止まられて3尺5寸の聖観音菩薩立像を刻んで本尊として安置し、真言宗に改めて堂塔を補修し、伽藍を整えて第83番の霊場に定められました。天正年間(1573‐1592)にこれらの堂塔も長曽我部軍の兵火によって焼失しました。その後宥勢大徳によって再興され、延宝7年(1679)には高松藩主松平頼重公によって神仏が分離され、独立寺院となったそうです。

本堂横には宝治元年(1247)に造られた三基の宝塔があります。一の宮御陵と呼ばれ、隣接する田村神社のご祭神である、考霊天皇(在位前290~前215)と百襲姫(ももそひめ)、五十芹彦命(いそさせりひこ)のものといわれています。

本堂前にある薬師如来を祀る石の小さな祠「地獄の釜」は地獄に通じる穴とされ、この中に首を突っこむと地獄の釜の音が聞こえるとか、行いの悪い人は石の扉が閉まり、頭が抜けなくなるといわれています。

薬師如来縁起
本堂前に薬師如来が祀られている小さな石の祠がありますが、こんな伝説があります。

昔、この近くにおタネばあさんといって、それはそれは意地の悪いおばあさんがいました。
ある日、近所の人から「この寺には地獄の釜の煮えたぎる音がする祠があって悪いことをした人が、この中に頭を入れると扉が閉まって抜けなくなる」というのを聞きました。

そこで、おタネばあさんは、「そんなことはない。ちょっとためしてみよう」と、恐る恐る頭を入れてみたのです。
すると、扉が閉まり、下の方からゴォーという地獄の音がしてきたのです。

あわてたおタネばあさんは頭を抜こうとしましたが、いくらやっても抜けません。
とうとう怖くなり涙を流しながら「今までのことは許してください。」と何回も頼んだのでした。
すると扉が開き、頭がすぅっと抜けました。

それからは、おタネばあさんは心を入れかえ、近所の人からも親しまれるようになったそうです。


第84番札所 南面山 千光院 屋島寺(なんめんざん せんこういん)

【本尊】 十一面千手観世音菩薩
【真言】 おん ばさら たらま きりく
【住所】 香川県高松市屋島東町1808
【電話】 087-841-9418
【駐車】 有
【交通】 JR高徳線屋島駅 屋島ケーブル 山頂下車 徒歩15分
【次札所】 85番 八栗寺まで~約7.5km
【写真】 2008年01月01日撮影

  • 天平勝宝六年(754)、唐から来日した鑑真和上は大宰府を出発して難波へ向かう途中、屋島の山上に瑞光が見えたので船をとめて屋島の北嶺に登り、仏像や経典を納めて開基しました。その後、弟子の恵雲律師がこの地に堂宇を建て初代の住職となりました。
    弘仁6年(815)この地を訪れた弘法大師は、瑳峨天皇の勅願により北嶺にあった伽藍を南嶺に移し、十一面千手観世音菩薩像を刻んで本尊とし第84番の霊場に定められました。十一面千手観世音菩薩像には弘法大師作で弘仁元年(811)作の墨書きがあります。
    鎌倉時代以降、戦乱によって衰退しましたが、江戸時代の藩主生駒公により改修、慶長16年(1611)本堂を修繕、元禄2年(1689)享保元年(1716)にも改修が行われるなど、歴代の藩主によって修榎され、昭和32年(1957)にも解体修理が行われています。
  • 仁王門をくぐり阿波藩蜂須賀公寄進の四天門を抜けると境内は広々としており、鎌倉時代後期に建てられた正面の5間4面単層入母屋造りの本堂は柱の朱色が鮮かで、本尊と共に国の重要文化財に指定されています。参道の右手には貞応2年(1223)に鋳造され「平家供養の鐘」で知られる梵鐘、千体の観音を祀る千体堂、大師堂などがあり、左手には庫裏、阿弥陀如来、釈迦如来、鑑真和上の3人を祀る三体堂等が並んでいます。宝物館には源平盛衰記絵巻物、屋島合戦屏風、徳川家康用太刀などが展示され、本堂前には根元が1本で幹から上が2本に分かれている"相生の松"があります。また書院の裏庭は"雪の庭"と呼ばれ白い疑灰岩が露出して四季を通じて雪が積もったように見えます。
  • 屋島は南北5キロメートル、東西2キロメートルの屋根のような形をし、元は島であったところから屋島と言われます。花崗岩の基盤の上に乗った輝石安山岩からなる溶岩台地で、地中から噴出したマグマがテーブル状に固まってこの形になった説と、かつて平坦地であり、差別侵食によって周りの標高が下がってこの形になったメサ説があります。標高南嶺292.1メートル、北嶺281メートル。かつては狭い海峡で隔てられていましたが、江戸時代の新田開発により陸続きに近くなり、今ではかつての海峡である相引川で隔てられています。
  • 山上には登山道(香川県道14号屋島公園線)を徒歩で登るか、JR屋島駅または高松琴平電気鉄道志度線琴電屋島駅から屋島山上行きシャトルバス利用、あるいは車で有料道路(一般自動車道)の屋島ドライブウェイを利用して登る方法があります。
    徒歩で登山する場合は、志度線の潟元駅か琴電屋島駅からが近く、タクシーを使い、屋島ドライブウェイ経由で登る場合は、琴電屋島駅が最寄りとなります。
    • 以前は琴電屋島駅近くの屋島登山口駅から山頂付近(屋島山上駅)まで屋島ケーブル(屋島登山鉄道)がケーブルカーを運行していましたが、2005年(平成17年)8月31日に廃止となりました。

屋島は源平の古戦場でも有名です。

かわら投げ
合戦に勝った源氏の将兵が陣笠を山上から投げて勝どきをあげた古事にならい、「獅子の霊巌展望台」から海に向かって小さな素焼きのカワラケ(平べったい円錐形の瓦)を投げ飛距離を競うもので、開運・厄除けになると言われます。遠投力ではなく風にうまく乗せるのがコツです。戦勝にちなみ、受験の合格祈願にも霊験があるとか。

瑠璃宝の池(血の池)
源平合戦で戦った武士たちが血刀を洗ったため、池の水が赤くなったといわれています。


第85番札所 五剣山 観自在院 八栗寺(ごけんざん かんじざいいん)

【本尊】 聖観世音菩薩
【真言】 おん あろりきや そわか
【住所】 香川県牟礼町牟礼3416
【電話】 087-845-9603
【駐車】 有
【交通】 JR高徳線八栗口駅 八栗ケーブル 山頂下車 徒歩5分
【次札所】 86番 志度寺まで~約7.5km
【写真】 ・2009年11月01日撮影 ・2012年01月03日撮影 ・2012年09月01日撮影 ・2012年10月01日撮影

  • 屋島から壇ノ浦を隔てて見えるのが五剣山。5つの峰がありましたが宝永3年(1706)の地震で崩れ今は4峰になっています。
  • 延暦23年(804)弘法大師が入唐前、この地に堂宇を建て自刻の聖 観音像を本尊として安置したのが始まりといわれます。その時持っていた八個の焼栗を境内へ埋めたが帰朝後立ち寄られると皆すくすく育っていたので寺号を八栗寺と号し、第85番の札所に定められました。その後、山岳修験の場としても栄えましたが、天正年間に長曽我部軍の兵火によって悉く焼失しました。文禄年間に無辺上人によって1部を復興され、さらに寛永19年(1642)蓮主松平頼重公が本堂を再建され、宝永6年(1709〉に松平頼豊が現在地に移築、その後も復興がくり返されて現在に至っています。

五剣山はかつては五つの峰が並んでいたのでその名が生まれましたがその後右端の上部が地震によって崩れて形観をそこなっています。その峰の中腹に建つ八栗寺にはケーブルカーで登ることができます。ケーブルカーを降りると土産物屋が軒を並べ、その先右側に石仏が並んでいます。この道は裏参道に当り、さらに進むと右手に大師堂があります。その先右手に本堂があり、山門からの参道を通らずにお参りできます。本堂は銅板葺きの堂々たる建物で、前には一対の狛犬が置かれて、神社の本殿のような構えは神仏習会の名残りを思わせます。また大師堂の隣には朱の色も鮮かな多宝塔が建っています。山門から本道への参道の左側には聖天堂があり、まつられている歓喜天ほ商売繁盛の仏さまとして有名で人々の信仰を集めています。


第86番札所 補陀落山 清浄光院 志度寺(ふだらくさん しょうじょうこういん)

【本尊】 十一面観世音菩薩
【真言】 おん まか きゃろにきゃ そわか
【住所】 香川県さぬき市志度1102
【電話】 087-894-0028
【駐車】 有
【交通】 JR高徳線志度駅 徒歩7分
【次札所】 87番 長尾寺まで~約7km
【写真】 2006年10月26日撮影

  • 推古天皇のころの創建。
  • 仁王門は寛文10年(1670)藩主松平頼重が寄進されたもので三つ棟木の工法が使われ日本三大名門の一つ。
  • 寺宝の「寺志度寺縁起絵図」は志度寺の創建から鎌倉時代の末ごろまでの縁起伝説で康永2年(1343)頃に描かれたものとされ、国の重要文化財となっている。謡曲「海士(あま)」はこの中の「海女の玉取り伝説」を題材にしたとされる。
  • 天正十一年の春、志度寺に攻めこんだ長宗我部元親を走らせた山門の仁王像は鎌倉時代運慶の作で、香川県指定の重要文化財です。
  • 三万三千平方メートルの境内には、殉愛海女の墓、曲水式庭園と無染庭、田宮坊太郎ゆかりお辻の井戸、三尊仏、芳室文塚と松風塚、日本で十八番目に建立せられた、五層総ひのき造りの5重の塔などがあり、歴史を刻む昔を語りかけます。

海女の玉取り伝説
志度寺境内には、海女の墓と伝えられる苔むした五輪塔がウバメガシに覆われひっそりたたずんでいます。

その昔、唐に嫁いだ藤原鎌足の息女白光は亡き父の供養物として数々の宝物を兄の藤原不比等に届けようとしました。ところが、宝物を積んだ船が志度の浦にさしかかったとたん嵐が起こり、中国に二つとなき宝物「面向不背の玉」が龍神に奪われてしまったのです。

不比等はこの玉を取り戻そうと、身分を隠して志度の浦へやってきました。ここで漁師の娘であった海女と恋に落ちたのです。”房前”という男の子も授かり親子三人で幸せに暮らしていました。しかし、不比等が志度の浦に来た理由を知った海女は、愛する夫のために玉を取り戻そうと死を覚悟で竜宮へ潜っていったのです。

海上で待つことしばし。海女の合図で命綱をたぐった不比等の前に現れたのは、見るも無惨な海女の姿でした。海女は間もなく、不比等に抱かれたまま果ててしまいました。しかし、玉は海女の命に代えて縦横に切った乳房の中に隠されていたのです。

その後、玉は奈良の興福寺に納められました。藤原家を継ぎ大臣にまで出世した房前は、やがて志度寺を訪れ千基の石塔を建立、小堂を大きな堂塔に立て替え、さらに法華八識を惨めて、亡き母の菩提を弔ったということです。

この「玉取り」にちなんで志度の浦は玉浦と呼ばれています。また海女が玉を奪い返したという真珠島(物語中の竜宮)、不比等が住んだ淡海屋敷、玉を洗ったといわれる淡海堀やそれを祀ったお釈迦台、海女の腰掛け岩など、物語にまつわる遺跡が数多く残されています。海女の墓には今も時折、花を生ける人の姿も見られ、切ない歴史哀話は途かな時を越え志度の人々の心に生き続けています。この伝説をもとにした有名な謡曲「海女(の玉取り)」もあるのです。

曲水式庭園と無染庭
水墨で描いた山水画をほうふつとさせる景観で知られる曲水式庭園は、室町時代に讃岐の守護であった細川氏の寄進による美しい庭で、滋賀の秀隣寺、三重の北畠神社と並んで、わが国には三つしかない珍しい庭園。この庭園に続く無染庭は、海女の玉取り伝説の情景を七個の石と苔むした岩、そして庭一面に敷き詰めた白砂で表現しています。

志度寺は志度湾のほとりに建っています。単層ながらどっしりとした構えの山門をくぐると、境内は広々として左手に昭和50年に完成した、高さ33mの五重塔が堂々とそびえて います。山門は三つ棟木という珍しい工法で寛文10年(1670)藩主松平公建立といわれ、日本三大名門の1つに入っています。本堂の横に大師堂が並び、横に庫裏宝物館等が建ち、本堂左の方の古い石塔は、海女の伝説の墓と伝えられています。


第87番札所 補陀落山 観音院 長尾寺(ふだらくさん かんおんいん)

【本尊】 聖観世音菩薩
【真言】 おん あろりきや そわか
【住所】 香川県さぬき市長尾西653
【電話】 0879-52-2041
【駐車】 50台
【交通】 高松自動車道志度ICから車で15分
      琴平電鉄長尾線、長尾駅から、徒歩3分
【次札所】 88番 大窪寺まで~約15.5km

  • 仁王門をくぐり参道正面に本堂、右手に大師堂、左手に納経所。仁王門の前にある2基の経塔(きょうどう)には弘安(1284と1287)の銘があり、国の重要文化財になっています。
  • 経憧は”神風”で有名な「元寇の役」の犠牲者の鎮魂の為に建てられたとされています。
  • 源義経の亡き後、この長尾寺で静御前が当寺で得度(仏門に入ること)したとされています、境内にはその際、剃髪した髪を埋めたという塚が残っています。

第88番札所 医王山 遍照光院 大窪寺(いおうざん へんしょうこういん)

【本尊】 薬師如来
【真言】 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
【住所】 香川県さぬき市多和字兼割96
【電話】 0879-56-2278
【駐車】 50台
【交通】 高松自動車道志度ICから車で45分
      琴平電鉄長尾線、長尾駅から、さぬき市コミュニティバスで35分、大窪寺下車、すぐ
【次札所】 1番 霊山寺まで~約43.5km
【写真】 2006年07月16日

  • 行基菩薩が建てたのが始まりとされ、のちに弘法大師が岩窟で虚空蔵求聞持法を修行し、谷間の窪地にお堂を建て本尊を祀った。これが、寺名の由来とされています。
  • お遍路の最後の札所大窪寺は願いが成就する寺として別名、結願寺とも呼ばれる。しかし、お遍路にはここが終わりの地でここが始まりの地というものはありません。遍路は元来、曼荼羅を示すもので、生涯永劫巡るものとされています。
  • 境内の寶杖堂には結願した沢山の金剛杖が納められていて、これらの奉納品は春分の日と8月20日に催される柴灯護摩供で焚き上げられます。もちろん、お杖は次回の遍路の為に持ち帰ってもよいです。
  • 結願成就のあとは、高野山へ参拝し満願を迎えます。

高野山

高野山真言宗 総本山金剛峯寺 http://www.koyasan.or.jp/
高野山観光協会・宿坊組合 http://www.shukubo.jp/

【本尊】 
【真言】 
【住所】 
【電話】 
【駐車】 台
【交通】 
【次札所】 


へんろみち保存協力会


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