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雑学2009b

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雑学・うんちく2009年07月

2009/07/06
暑い日が続きますと食欲が減退して夏バテ気味になりますが、そんな時は沖縄の代表的な野菜で今が旬の「ゴーヤ」(ニガウリ)が最適だそうです。

ゴーヤに含まれるビタミンCはキャベツの2倍。加熱によってもほとんど壊れず、そのビタミンCやゴーヤに含まれるカロチンが疲労回復に大変効果があるそうです。また、高血圧予防に役立つカリウムも多く含まれています。卵や豆腐と炒めた料理「ゴーヤチャンプル」がポピュラーですが、夏バテ対策に試してみる価値がありそうです。

ところで、世界最高気温は、1921年7月8日にイラク南部の都市バスラで記録したセ氏58.8度だそうです。60度近い暑さともなりますと想像がつきませんが、ペルシャ湾の一番奥にあるこの一帯は、世界で最も暑い地域の一つです。その暑さの経験者によりますと、「暑い」よりも「痛い」感じらしいです。そのため、長袖のゆったりした衣服を着て、極力肌が直射日光に当たるのを避けるということです。

国内の最高気温は2007年8月16日に岐阜県多治見市と同日に埼玉県熊谷市で記録した40.9度です。


2009/07/07
本日7月7日は七夕(たなばた)の節句。桃の節句や端午の節句と並ぶ五節句の一つです。月遅れの8月7日に七夕祭りを行うところが多いようですが、もともと中国からきた行事で、年に一度牽牛と織女が天空で逢瀬を楽しむというロマンチックな伝説は皆様もご存知のことと思います。

また、この日は短冊に様々な願いを書いて笹の葉に結びつけるという風習がありますが、織女はその名の通り天帝のために衣を織る星であり、中国ではこの日に裁縫の上達を願うところから広まってきたようです。

ちなみに、春夏秋冬と季節が美しく移り行く日本では、気候の変り目の祝祭日のことを節日(せちび・せつび)といい、お供え物をしたり行事をおこなって祝ってきたという歴史があります。

この節日の供物、「節供(せちく)」という言葉が、節日そのものを指すようになって「節句」ということばになったともいわれます。よく五節句というように現在にも下記のような五つの節句が伝えられています。

1月7日・・・七草粥で新年を祝う「人日(じんじつ)の節句」
3月3日・・・ひなまつりとして有名な「上巳(じょうみ・じょうし)の節句」
5月5日・・・男の子の成長を祝う、こどもの日「端午(たんご)の節句」
7月7日・・・おり姫、ひこ星の物語で有名な「七夕(たなばた)の節句」
9月9日・・・菊花の香りの酒で月をめでる「重陽(ちょうよう)の節句」


2009/07/08
2016年オリンピック開催都市の決定がヤマ場を迎えていますが、10月2日のIOC総会で最終決定となります。既に、IOC委員は候補地のシカゴ・東京・リオデジャネイロ・マドリードを訪問していますが、世界的に都市財政が悪化している中、財政力があり、施設・安全面で優位な東京での開催に決まる可能性が高まっています。

IOCは1次選考で東京を1位で評価していますが、オリンピック招致が決まりますと、インフラ整備の完成期限が決まり、工事が加速します。最近では、05年の愛知万博開催前の同年2月に中部国際空港、3月に東回り環状道路が完成した例があります。98年の長野オリンピックでは、長野新幹線が前年に開業、規格もミニ新幹線からフル規格に昇格しました。

東京では、羽田空港の拡張や環状道路整備が注目となります。また、今後具体化する可能性があるプロジェクトでは、東急線の京急羽田線への接続、渋谷駅の整備、首都高速の日本橋付近の地下化、「ゆりかもめ」の延伸などが予想されます。オリンピックの主要施設が集中する晴海・豊洲地区には・・・・の保有地があります。


2009/07/09
暑くなりますとスパイシーなものが美味しく、また食欲をそそります。カレーライス、キムチ、冷ややっこのショウガ、ワサビのきいた寿司・・・等々です。

私たちは、これらの香辛料の刺激を「辛い」と表現しますが、辛いは「気苛(けいら)し」からきた語で、すでに平安時代には記述が見られ、当時から強い塩味にも香辛料の辛味にも使われていたそうです。

隣の中国では、「麻」(まー、サンショウのしびれる刺激)、「辣」(らー、唐辛子やコショウのひりひりと熱い辛さ)、「麻辣」(まーらー、舌がしびれるような辛さ)、「辛」(しん、広い意味の辛さ)などと使い分けられています。

素材や水の持つ淡い味が好まれた日本に比べ、古来より香辛料や濃厚な味付けが発達した中国では、辛みを一語で片づけられないのかもしれません。

サンショウ「花椒」・トウガラシ「辣椒」・コショウ「胡椒」を総称して「三椒」と言い、これが中国料理の辛みを作る代表的スパイスとなっています。

ところで、物を食べて感じる味覚(甘い・酸っぱい・しおからい・苦い・うまい)は舌で感じますが、「辛み」を感じるのは舌ではないそうです。カラシ・ワサビの辛みは揮発性の辛み成分が鼻を抜け粘膜を刺激することで感じ、サンショウやトウガラシの辛みは、成分が人体の痛点を刺激して「痛み」として感じるそうです。


2009/07/13
昨日は、九州南部が梅雨明けとまりましたが、夏の太平洋高気圧の勢力が強まり、梅雨前線が北上すると本格的な夏到来です。すると何処からともなく「蝉の声」が聞こえてきます。

今から約300年前、松尾芭蕉が山形の立石寺を訪れ、その景観美に感銘を受けて詠んだ名句があります。

「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」

この句が作られたのは、太陽暦で7月13日頃です。句に登場する蝉は「ニーニー蝉」か、「油蝉(あぶらぜみ)」か、或いは違う種類なのかは疑問ですが・・・。この頃の山形は、まだ「油蝉」が出現しておらず、たぶん「ニーニー蝉」ではなかったのかとの見方がある一方、「油蝉」がこの時期にも現れるとの報告もあり、定かではありません。

どちらにいたしましても「二ィー、ジィー」とか「ジージー」とか蝉が鳴き始めると梅雨明けは近いと言えます。


2009/07/14
昨日は、各地で気温35度以上の「猛暑日」となりました。三重県の尾鷲では、この地点の7月として過去最高タイとなる38.0度を記録、栃木県の今市では35.6度まで上昇して観測史上最高記録を更新、群馬県の伊勢崎37.2度、山梨県の南部36.2度、宮崎県美郷町の神門36.1度、茨城県の大子35.8度、東京都心の大手町でも今夏最高の33.6度を観測しています。

こうなりますと猛暑関連株が気になりますが、昨日はビール大手のキリンがサントリーとの経営統合を材料に大幅高となっています。ところで、ビールのおつまみの定番と言えば「枝豆」ですが、今、その「枝豆」が最も美味しい季節です。

今では1年中冷凍品が食べられますが、7~8月が本格的な旬です。日本では栄養豊富な食品として平安時代から食べる習慣があったそうですが、最近では米国でも健康食品として注目が集まっています。

たんぱく質やビタミンB1、B2、カルシウム、食物繊維を含んでいますが、ビタミンB1にはアルコールの分解を促す働きがあり、ビールのつまみにはもってこいです。

ちなみに、枝豆を美味しくゆでるコツは、4%の濃度(水1リットルに塩40グラム、枝豆250グラム)で3~5分ゆでることだそうです。枝豆の場合、4%が最もバランスがとれた濃度であり、硬くならずに軟らかいまま、さらに水分を失わないので「プリプリ」、「ふっくら」。とても美味しく出来上がるそうです。


2009/07/15
天気予報などで「真夏日」、或いは「猛暑日」という言葉をよく耳にしますが、では『「真夏日」と「猛暑日」はどう違うの?』という単純な疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。

気象庁の用語を調べてみましたら、以下のように定義されています。

☆夏日 ・・・・日最高気温が25度以上の日
☆真夏日・・・・日最高気温が30度以上の日
☆猛暑日・・・・日最高気温が35度以上の日
☆熱帯夜・・・・夜間の最低気温が25度以上のこと

ちなみに、「冬日」は、日最低気温が0度未満の日となっており、「真冬日」は日最高気温が0度未満の日という違いとなっています。


2009/07/16
本日7月16日は「地獄の釜の蓋(ふた)も開く」といわれた日、「やぶ入り」です。今は、「やぶ入り」という習慣がそのまま残っているところはないようですが、お正月(1月)とお盆(7月)の16日ごろを指し、いわば昔の夏休みと冬休みでしょうか。

新嫁さんや奉公人は日頃の苦労の慰安のため、一泊の休みを貰えるので、この日が来るのを待ち焦がれていました。親元では里帰りした子をあたたかく迎え、子は「親腹七日」(おやばらなのか)の諺の通り、食べて寝て、縦の物を横にもせず一泊します。また、帰りには沢山の土産物を持たせて帰らせたそうです。わが娘が婚家に帰って恥をかかないようにとの配慮からです。

奉公人は、丁稚(でっち)、手代(てだい)、番頭とたたき上げて何十年も働き、運が良ければのれん分けしてもらい、店が持てました。早ければ10歳に満たない幼子が奉公に出て、貧しさ故、つらい労働に耐えていました。それは戦後まで引き継がれ、戦後の高度成長で昭和30年代から40年代にかけて、「金の卵」ともてはやされた中卒者の集団就職が盛んだったことは記憶に新しいところです。

現代の若者たちが恵まれ、甘やかされていると批判するつもりは毛頭ありませんが、今では死語になりつつあるこの「やぶ入り」。奉公、勤労の歴史があったことを風化させないよう、何らかの機会に今の子供や若者に伝えたいものです。


2009/07/21
そろそろ夏休み。リゾート地もいいけれど、落ち着いた町並みをゆっくり歩いてみたいという夫婦や大人のカップルも多いかと思います。

以前、「お勧めの場所」を観光や町並み保存の専門家に聞いたアンケート調査を目にしましたが、1位は岐阜県の「高山」となっていました。高山市は飛騨高山として有名ですが、江戸末期から明治にかけて建てられた商家が軒を並べる上三之町(かみさんのまち)を中心とした町並みの評価が高いです。

ちなみに、城下町の中心、商人町として発達した一之町、二之町、三之町の三筋の町並みを合わせて三町と呼び、中でも上三之町は、国の「重要伝統建築物保存区域」に指定されており、江戸時代の古い街並みが今に残っています。2位は「鎌倉」、3位は京都・「祇園」、4位は「竹富島」となっていましたが、竹富島は周囲約9.2キロ、人口約300人の小島で、赤い瓦、石垣の民家が点在して砂浜がとても美しい島だそうです。

尚、1位から10位までは下記のようになっていました。

1.高山(岐阜県高山市) 2.鎌倉(神奈川県鎌倉市) 3.京都・祇園(京都市) 4.竹富島(沖縄県竹富町) 5.金沢(金沢市) 6.角館(秋田県角館町) 7.白川郷  (岐阜県白川村) 8.函館・元町(北海道函館市) 9.妻籠・馬籠(長野県) 10.尾道(広島県尾道市) 10.萩(山口県萩市)


2009/07/22
「鬼灯」または「酸漿」と書いて「ホオズキ」。お盆の飾りに使われることが多く、夏に需要期を迎えます。花言葉は「心の平安」や「自然美」などですが、「欺瞞(ぎまん)」や「いつわり」といった印象の良くない花言葉として使われることもあります。

6~7月頃に開花した後、ガク(花の外側の部分)が袋状に発達して果実を包み込み、熟して朱色になります。色や形がチョウチンに似ているためお盆になると先祖の霊を導く目的で飾られるようになったそうです。

夏には全国各地でホオズキ市が開かれます。有名なのは東京・台東の浅草寺の市です。例年7月9~10日に開催され、今年も多くの購入客が訪れました。本日7月22日から明日まで東京・新宿の神楽坂でもホオズキ市が開かれます。尚、主産地は大分県や佐賀県、静岡県などです。


2009/07/24
日頃お世話になっている方に感謝の気持ちを込めて贈り物をするのが「お中元」。関東では6月末から~7月15日までが一般的ですが、旧盆の地域の関西から西の方面では7月半ばから8月15日までにすることが多いようです。

贈答品を贈る場合は、たいていデパートや商店で購入し、包装から何から店の方で行なってくれるのがほとんどです。そのため、贈答品の包装の仕方も忘れがちですが、包み方としては、慶事と弔事の場合で使い分けるのが正式です。

元宮内庁の飯倉晴武氏の著書によれば、包み紙の数は、婚礼など慶事の時は包み紙を2枚重ねて包み、小さな品物の場合にも、1枚の包み紙を二つ折りにし、折り目を切って2枚にしてから包むそうです。一方、弔事の時は、「不幸が重ならないように」と包み紙は1枚だけにするそうです。

また、包み方は慶事の時は品物を包み紙の上に置いて、まず左から折り、次に右を折って左の上にかぶせます。つまり、右上にして包みます。弔事は非日常的な出来事であり、それを示すために通常とは逆の包み方をします。現金を包む場合も同様で、慶事の時は2枚で包むのに対して、弔事の時は1枚で包みます。

ちなみに、「慶事には少なく、弔事には多く」という言い伝えがありますが、慶事の場合は金額を少なくしても、弔事の場合は金額を多めに入れるということです。弔事には今後の生活などを含めて、少しでも経済的にプラスとなるようにとの配慮がうかがえます。


2009/07/27
アボガドは、「森のバター」と呼ばれ、「最も栄養価の高い果物」といわれています。全く甘みがなく、そのまま食べてもあまり美味しくありませんが、酸味のきいたドレッシングとみずみずしいレタスにアボガドのまったりとした脂肪分が絡み合うと豊かな食味となります。

最近は、てんぷらやグラタン、すしなど幅広い料理に用いられていますが、アボガドの脂肪分は「ノンコレステロール」です。また老化防止効果があるとされるビタミンEが豊富であり、風邪の予防に必要不可欠なビタミンCや便秘を予防して大腸がんを防ぐ作用がある食物繊維が多く含まれています。

スーパーなどの店頭で選ぶ際は、皮の色がより黒っぽいものが熟度が進んでいて食べ頃です。


2009/07/28
冷たいお茶が美味しい頃ですが、紅茶・緑茶・ウーロン茶はすべて、ツバキの仲間のチャノキから作られます。違いは摘み取った茶葉の発酵度合いで、十分に発酵させると紅茶になり、反対に発酵を防いだものが緑茶です。発酵を途中で止めるとウーロン茶が出来上がります。

チャノキの原産地は中国の雲南省と周辺の山岳地帯とされます。17世紀に入り中国から欧州にまず渡ったのが緑茶。その後、英国人の嗜好に合わせ、紅茶が作られるようになったそうです。当時、英国の植民地だった米国でも紅茶は大流行し、米国が英国から押し付けられた茶条例に反対した一派が「ボストン茶会事件」を起こし、米国独立につながったそうです。


2009/07/29
中国の粗鋼生産が過去最高を更新しています。2009年6月の生産量は前月比6.4%増の4942万トンと月ベースでは過去最高。1~6月の半期ベースでも前年同期比1.2%増の2億6658万トンと上半期として過去最高を記録しています(7月19日、中国国家統計局発表)。

政府の景気刺激策で国内の鋼材需要が高まったことが背景にありますが、その中国は米国を抜いて今や世界最大の自動車市場ともなっています。とりわけ、中国政府の普及促進策の恩恵を受けて廉価な小型車の需要が拡大しており、中国の民族系自動車メーカーが急速に存在感を高めています。

市場拡大で地力をつけた民族系自動車メーカーは、一段の飛躍に向けて設備の近代化に乗り出しており、設備としての工作機械生産は昨年の12月をボトムに上向きに転じています。投資抑制の続く先進国とは対照的に、中国国内企業向けの設備関連需要はこれから大きく拡大します。


2009/07/31
「心太」と書いて「ところてん」。中国では「ところてん」の原料のてんぐさを「こるもは」と呼びます。これが「こころふと」となり、「こころたい」→「こころてい」→「ところてい」と転化し、江戸時代初期に「ところてん」と読まれるようになったそうです。江戸末期には初物を好む江戸っ子が夏を待てず、春から買いに走ったと言われています。

「ところてん」は清涼感を与えてくれるだけでなく、カロリーが少なく水溶性の食物繊維がたっぷりと含まれています。また、コレステロールの低下作用があり、高血圧予防や糖尿病予防にも効果があるそうです。

ちなみに、地域によって色々な食べ方がありますが、中部地域は三杯酢(酢一杯と淡口醤油一杯と砂糖で合計三杯)、関西は黒蜜、四国はダシ汁、関東以北は二杯酢(酢一杯と淡口醤油一杯で合計二杯)と大まかに分かれるようです。


雑学・うんちく2009年08月

2009/08/03
「葉月」、8月入りとなりました。統計的には、7月下旬からこの8月上旬にかけて最高気温を記録するそうですが、この暑さを夏の趣に変えて精一杯風情を味わえたらと思います。

夏の真っ白な入道雲、雷を伴なった夕立、木陰で涼しさを感じる一抹の風、かき氷、蝉の鳴き声、蚊帳、朝顔、西瓜、鮎・・・等々色々思いつきます。

この時期になりますと、

「朝顔に釣瓶(つるべ)とられてもらひ水」

という有名な句を思い出しますが、この句は、江戸中期の加賀の松任(まつとう、今の石川県白山市)の俳人、加賀千代女の句で、彼女は25歳の時に夫に先立たれ、幼子にも死別したという話を聞いています。

「起きてみつ寝てみつ蚊帳の広さかな」
「とんぼ釣りけふはどこまで行ったやら」

普段はこういうものに疎いのですが、その感性にはつい惹かれてしまいます。


2009/08/04
トウモコロシの旬は夏。まぶしい黄色が夏の食卓に彩りを添えてくれますが、首都圏のスーパーでは、1本98~128円前後と昨年より5~10%ほど安く売られています。5月から九州産が出始め、現在は関東産が中心、そして8月下旬からは北海道が主産地となります。

食用にされるのは甘みの強いスイートコーンで、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。収穫後も糖分を使って呼吸し続けるため、鮮度が落ちると甘みが減ります。そのため、購入後は早めに調理する必要があります。その日に食べてもらえるように多くの農家は夜明け前から収穫し、朝早い時間に出荷しています。

ゆでて食べるのが一般的ですが、ラップに包んで電子レンジで4~5分過熱するだけでも食べられ、これが水分や甘みが逃げない美味しい食べ方だそうです。

ちなみに、トウモロコシは小麦・米と並んで「世界三大穀物」の一つであり、世界全体の生産量のうちアメリカが4割を占める最大生産国です。日本は世界最大の輸入国であり、輸入量の9割をアメリカに依存しています。また、日本国内で消費される75%は家畜の飼料用として使用されています。


2009/08/05
「アナゴ」が旬を迎えています。「ウナギ」(鰻)とよく似ていますが、「ウナギ」と違って鱗(うろこ)と腹びれがないのが「アナゴ」(穴子)です。

今では1年中出回り、味もそれほど変わりませんが、やはり旬は夏場です。寿司や天ぷらのネタとして大変人気がありますが、一般にアナゴと呼ばれるのはマアナゴ。江戸前の寿司店では東京湾産のものが上物とされ、西日本では兵庫県明石市と淡路島の間の海域で水揚げされるアナゴが特に美味といわれています。

体長はオスで40~50センチ、メスで90センチ前後になりますが、食用に好まれますのは20センチ程度のもの。大きくなると骨が太くなって食べにくくなるためです。かば焼きやアナゴ飯、酢の物など様々な料理に使われます。ウナギほど脂質が多くなく、低カロリーでビタミンAやEが豊富で夏バテ防止や美容にいいとされています。


2009/08/06
連日暑い日が続いていますが、こうなりますと、そろそろ夏バテ気味の方もいらっしゃることと思います。

こんな時は、疲労回復に効果があるとされる『カツオだし』を一度試してみてはいかがでしょうか。時速60キロで「一生泳ぎ続けるカツオ」には、人間の体内に蓄積する疲労物質を消去するパワーがあるそうで、上手に使えば夏バテの解消に役立ちそうです。

味の素食品研究所の実証実験では、3時間かけて2.1キロ走ったネズミに濃度25%のカツオだしと蒸留水を飲ませてその後の運動量を測定した結果、カツオだしを飲んだ方は蒸留水に比べて5倍多く動き回ったそうです。また、エネルギー源が肝臓にどれだけ残っているかを示す数値も、カツオだしは蒸留水の2倍となったそうです。

疲れを知らずに一生泳ぎ続け、エサを追う時に示す驚異的なスピードはカツオ特有ですが、疲労回復だけでなく、老化防止、生活習慣病の予防などにも効果が期待されます。夏バテ気味の方は、是非一度試してみてはいかがでしょうか。


2009/08/07
毎日暑い日が続いていますが、暦の上では本日が「立秋」。つまり、秋に入ったことになります。「立秋」は夏至と秋分の日のちょうど中間にあたり、昔の暦ではこの日から立冬の前の日までが秋とされています。

「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる」

とうたわれるほど、秋には季節感がありますが、実際にはこれから残暑となり、夏も終わりを迎えます。

尚、暑中見舞いを出し忘れた方もいらっしゃると思いますが、本日を境に「残暑見舞い」となりますのでご注意下さいませ。


2009/08/17
夏バテ、或いは休み疲れの方もいらっしゃると思いますが、疲労回復に効果的なのが「ピーマン」。今ではハウス栽培で1年中出回っていますが、本来の旬は夏。唐辛子を品種改良し、食べやすくしたのがピーマンで、蒸し暑いこの時期には目に鮮やかな緑が食欲を与えてくれます。

ピーマン100g中のビタミンC含有量は約80mgと豊富で、中ぐらいの大きさのピーマン4個で1日に必要なビタミンCがとれるそうです。しかも、ピーマンのビタミンCは加熱しても壊れにくいのが特徴。夏バテ予防に試してみる価値がありそうです。

ちなみに、主産地は茨城県や岩手県。選ぶ際には、色が濃くて表面にツヤがあり、果肉が厚めのものが良いそうです。


2009/08/20
中国語で「青梗葉」と書く「チンゲンサイ」。今ではハウス栽培が盛んで1年中出回っていますが、暑さに強く、青物野菜が全般的に品薄となるこの時期に露地物が収穫されます。国内の主力産地は静岡県です。

ハクサイやカブと同じアブラナ科の植物で、中華料理の代表的な葉物野菜として普及していますが、日本では1972年日中国交回復の中国野菜人気にのり、「タアサイ」とともに広がりました。

あくが少なく、味に癖がないため肉と相性がよく、炒め物や煮物など調理方法は多彩。中華料理だけでなく、西洋料理から日本料理まで幅広く取り入れられています。アルカリ性のミネラルが豊富な緑黄色野菜で、ビタミンAやCが豊富な健康野菜としても知られ、夏風邪の予防に効果があるとされています。

尚、スーパーなどで選ぶ際は、葉の緑色が鮮やかでハリのあるものが良く、葉が黄色っぽくなっていたり、葉の茎の部分が筋っぽいものは古いので避けるのが良いです。


2009/08/21
お盆が終わってご先祖様をお送りすると、次にやってくるのが『地蔵盆』。『地蔵盆』は近年、8月23、24日の地蔵菩薩の縁日に行なわれますが、盛んなのは主に京都を中心とした関西地方で、子供たちが主役となって地蔵尊に供物を捧げたりします。大阪や神戸では地車を出したり、町内からお菓子を頂く習慣があり、また、盆踊りを行なう地域もあるようです。

ご存知の通り、『お地蔵様』は実質的には民間信仰の中にある神様ですが、一応は仏教に所属する『地蔵菩薩』です。『地蔵菩薩』はお釈迦が入滅してから未来仏の『弥勒菩薩』(みろくぼさつ)がこの世に現れるまで、人間界のみならず地獄・飢餓・修羅・畜生・天といった六道すべてにおもむき、人々を救済する存在です。

これが平安時代以降に阿弥陀信仰と結びつき、地蔵信仰は民間に広がりました。村を守る道祖神と同じ役割を担うようにもなります。そして、地獄の鬼から子供を救うとして子供の守護神となり、現在まで続いています。

地蔵盆が終わると、子供たちは夏休みの宿題に追われ、木々から降り注ぐ蝉の声も少なくなります。そして虫の音色とともに秋の気配がぐっと近づきます。


2009/08/24
「水」(みず)は水道水を飲むのが当たり前のように子供の頃から育ってきましたが、このところペットボトル入りのミネラルウォーターが普通に飲まれるようになっています。

「サントリー天然水(南アルプス)」、「ボルヴィック」、「六甲のおいしい水」、「エビアン」、「ボルヴィック」、「クリスタルガイザー」、「コントレックス」・・・等々です。

国民1人当たりのミネラルウオーター消費量は統計が開始された1986年の年間0.7リットルから2008年には19.7リットルに増加(日本ミネラルウォーター協会調べ)し、21年間で約28倍に膨らんでいます。

ミネラルウォーターと言えば、「自然の水」、「ミネラルをたくさん含んだ水」をイメージしがちですが、「ナチュラルウォーター」・「ナチュラルミネラルウォーター」・「ミネラルウォーター」・「ボトルドウォーター」と大きく4つに分類され、メーカーが生産しているのは、ほとんど「ナチュラルミネラルウォーター」で生産量の約8割を占めています。

この「ナチュラルミネラルウォーター」は、特定水源より採水された地下水のうち、濾過・沈澱および加熱殺菌による殺菌処理が行われたものを指し、一般的にイメージされている「自然の水」とは少し違います。殺菌処理されていないヨーロッパ産のミネラルウォーターが「自然の水」に近いと言えるかもしれません。

「ミネラル」とは直訳しますと「鉱物」ですが、鉄・銅・カルシウム・マグネシウム・・・などのことであり、タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミンと並んで5大栄養素と呼ばれています。

ちなみに、品名について、食品流通局長通達の「3.表示の方法」には、以下のように記載されています。

ア.特定の水源から採水された地下水を原水とし、沈殿、濾過、加熱殺菌以外の物理的・化学的処理を行わないものにあっては、「ナチュラルウォーター」と記載すること。

イ.ナチュラルウォーターのうち鉱化された地下水(地表から浸透し、地下を移動中又は地下に滞留中に地層中の無機塩類が溶解した地下水(天然の二酸化炭素が溶解し、発泡性を有する地下水を含む。)をいう。)を原水としたものにあっては、「ナチュラルミネラルウォーター」と記載することができる。

ウ.ナチュラルミネラルウォーターを原水とし、品質を安定させる目的等のためにミネラル調整、ばっ気、複数の水源から採水したナチュラルミネラルウォーターの混合等が行われているものにあっては、「ミネラルウォーター」と記載すること。

エ.ナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーター及びミネラルウォーター以外のものにあっては、「飲用水」又は「ボトルドウォーター」と記載すること。


2009/08/25
本日8月25日は、「即席(インスタント)ラーメンの日」。世界初の即席ラーメンは日清食品の会長・安藤百福氏によって開発され、1958年の8月25日に発売されました。お湯をかけたら2分で食べられる『チキンラーメン』の誕生です。このチキンラーメンの発売によって、それまでの「支那そば」、「中華そば」にかわり、「ラーメン」という呼び名が徐々に全国に広まりました。

当時のうどん玉が1個6円に対し、価格は35円もしました。お店で中華そばを食べるのと同じ値段だったようです。「チキンラーメン」は精力がつく、肌つやによいと評判となり、大ヒット商品となりました。

日常的な食品としてのインスタントラーメンは、世界中で今や年間に約1000億食食べられています(一人当たり平均は約15食)。近所のスーパーやコンビニに行くと各メーカーの工夫を凝らした様々な商品が店頭に並んでおり、どれにしようか迷ってしまいます。ファンの中には、地域限定の商品を探したり、海外のインスタントラーメンを通販で入手する方もいらっしゃるようです。

現在、即席めん市場は中国が世界最大の消費国です。日本の年間総需要55億食に対して中国の総需要は500億食にのぼっています。ちなみに、一人当たりの消費量が最も多いのはインドネシアで、年間約65食。韓国が64食、ベトナムが43食と続いており、日本は42食で世界4位です。

ちなみに、同じ日清食品のカップヌードルは、1971年9月18日に発売されています。


2009/08/26
原油とは、「油田から産出した状態の石油」を指し、精製することでガソリンや軽油、灯油、重油、潤滑油などの石油製品になります。原油は、特重質、重質、中質、軽質まで大きく四つに分かれ、軽質の原油ほどガソリンや灯油を精製しやすいという特徴があり、一般に軽質油ほど価格は高くなります。

原油価格は、指標油種と呼ばれる特定の種類の原油が取引されることで決まりますが、最も影響力が大きいのは、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で取引されている「ウエスト・テキサス・インターミディエート」(WTI)原油先物です。米テキサス州沿岸部で産出される非常に軽質な原油で、原油価格と言う時には、主にこの「WTI」を指しています。

ちなみに、代表的な3指標油種は、その「WTI」とロンドン国際石油取引所(IPE)で取引されている「北海ブレント」、東京スポット市場で取引されているアラブ首長国連邦(UAE)産の「ドバイ原油」があります。

尚、1970年代前半は、中東諸国が中心となって組織した石油輸出国機構(OPEC)の産油量が、全産油量の半分以上のシェアを占め、原油価格の決定権を手中にしていました。しかし、OPECが1973年に原油価格を大幅に引き上げたことで第1次石油ショックが起きると、これを契機にOPECへの依存度を下げるため、各国で省エネ化や代替エネルギー開発が促進されるとともに、北海、中南米などで油田が開発されました。

2008年の世界の産油量に対するOPECの産油量の占める割合は約43%、非OPECの割合は約57%。うち、ロシアは約13%となっています。


2009/08/27
秋の食卓に鮮やかな彩りを添える「食用菊」。しゃきしゃきとした歯応えと甘くてほろ苦いのが特徴ですが、年間を通じて出回る「黄色い品種」に加え、そろそろ「紫色の品種」が店頭に並びます。

食用菊の横綱と評価されている紫色の品種は、「もってのほか」という愛称で広く知られていますが、名前の由来は「天皇の御紋である菊の花を食べるとはもってのほか・・・」とか「もってのほか美味しい」といったことから転化したそうです。

菊は奈良時代に中国から持ち込まれ、室町時代に京都周辺で食べられ始めたとされます。風邪による熱や頭痛を和らげる解熱・鎮痛作用、目の疲れや腎臓機能の改善を促す疲労回復作用などがあり、古くから漢方薬として使われてきました。

花びらがピンと張っているほど新鮮で、おひたしにして酢じょうゆで食べるのが代表的な食べ方ですが、ゆでるときに酢を加えますと色の鮮やかさ一層増します。

ちなみに、生産量日本一は山形県です。


2009/08/28
川で生まれ、海で育ち、秋になると生まれた川をさかのぼって産卵する鮭(サケ)。旬は9~11月といよいよこれからですが、生まれてから4年前後に川をのぼり、いったん海から川に入りますと、身がやせて味が落ちていきます。

このため、海から川にあがる直前にとられた体が銀色に輝いている「銀毛(ぎんけ)」と呼ばれるもの、特にそのオスが最も味が良いとされており、たくさん水揚される鮭の中でも、わずか5%しかとれないそうです。

また、最も極上とされる鮭児(ケイジ)と呼ばれる未成熟の鮭は、1~2万本に1尾の割合でしか水揚げされず、魚体全体に脂が乗っており、全身トロ状態で高級寿司ネタなどに使われています。

ちなみに、昔からの鮭を贈る習慣は、「疎遠になったあなたが、鮭のようにまた私のところに戻ってきて欲しい」との気持ちが込められているそうです。


2009/08/31
既にご存知の通り、衆院選は民主党の圧勝となりました。ほぼ事前予想通りの結果であり、株式マーケットに対する影響は限定的と見られますが、改革を好む外国人がどのような投資行動を取るか、この点は要注目となります。もちろん、民主党の獲得議席数が定数480のうち300を超える多数であり、安定政権という観点から十分に歓迎されることが想定されます。

ただし、政権交代というインパクトよりも、その後は金融の安定・企業業績と景気回復、そして欧米と中国株式市場の動きという基本観とこれまでの方向性に戻ることになりますので、短期的な動きに惑わされることなく、引き続き中長期スタンスで臨みたいところです。

ここで改めて物色テーマの一つである民主党のマニフェスト(公約)を再確認してみますと、主要政策のポイントは、1.子ども手当て 2.高校無償化 3.高速道路無料化 4.医療改革 5.年金制度改革 6.農業者戸別所得補償 7.郵政事業改革 8.地域主権 9.中小企業政策 10.雇用政策 11.地球温暖化 12.ガソリン税暫定税率の廃止 ・・・等々となります。ガソリン税の廃止につきましては、税は1リットル53.8円(うち暫定税率分は25.1円)ですから、ガソリンは相当安くなることが期待されます。高速道路の無料化と併せますと、自動車の走行距離は大きく伸びることが想定され、周辺銘柄を含めた関連銘柄の動きは要注目となります。

雑学・うんちく2009年09月

2009/09/01
1923(大正12)年の本日9月1日、午前11時58分。『関東大震災』が発生しました。マグニチュードは7.9で、死者9万人、負傷者10万人、全壊1万4千戸、破壊焼失戸数は68万戸にも及びました。

ちょうど昼食準備の時間だったため、地震の後に大火災が発生し、被害がさらに大きくなったという経緯があります。東京市の死者は6万人にものぼりましたが、つぶれた家屋の下じきになって死んだ人はそのうちの2千人で、大多数はその後の火災が原因となっています。平成7年1月17日に起きた阪神淡路大震災の際にも地震の後の火災によりやはり被害が拡大しています。

本日9月1日は「防災の日」。常日頃から災害に対する備えを万全にし、防災の心構えを徹底させるのが「防災の日」の目的です。特に日本の場合、一番こわいのは地震そのものよりも、それによって起こる火災です。「防災」すなわち「防火」であり、まず火をとめることを心がける必要があります。


2009/09/02
「コーヒー」・「紅茶」・「ココア」、お好きな方もたくさんいらっしゃると思いますが、その喫茶材料の国際価格が軒並み高騰しています。

紅茶は25年ぶりの高値を付け、ココアは直近の安値である昨冬から5割上昇、コーヒー豆は2割高となっています。嗜好品である喫茶材料は景気低迷化でも需要が堅調ですが、生産が天候不順などで減少し、需給はタイトな状況となっています。

紅茶の場合、産地のスリランカやケニアが干ばつになり、生産量が1~2割程度落ち込んでおり、ココアは主産地の西アフリカがここ数年カカオ豆の不作が続き、3年連続で供給量が需要量を下回っています。また、コーヒー豆は最大の生産国ブラジルで来年度(2009年10月~10年9月)の不作が見込まれ、こうしたことが価格高騰の背景となっています。

尚、砂糖に精製される前段階の「粗糖」の国際価格も28年ぶりの高値水準となっています。原料となるサトウキビの2大産地であるインドが雨不足、ブラジルが長雨で収穫が大幅に減少する見通しが強いためです。


2009/09/03
「秋刀魚」と書いてサンマ。秋の代表的な味覚ですが、刀のように反り返った形からこの字が当てられたと聞きます。

8月に北海道東部から南下を始め10月ごろ三陸沖を通り、11月には房総沖、そして遠州灘で産卵した後、3月頃には紀州沖に達し、その一生を終えるそうです。

焼いてレモンを搾り、大根下ろしを添えて食べる塩焼きが一般的ですが、熱いご飯とサンマの相性は抜群。食欲を駆り立ててくれ、炭火で焼けばまた格別です。刺し身や握りずしにしても美味しく、また、細かくおろして大葉とネギを刻んで混ぜ、たたきにするのもさっぱりして美味しいです。

ちなみに、スーパーなどで選ぶ際には、背がやや緑がかった濃い青色で、ヒレや魚体に張りがあり、皮につやと弾力のあるものが鮮度が高いそうです。


2009/09/04
早いもので、9月中旬ともなれば北海道・東北地方から紅葉の季節がスタートします。美しさを増す樹々の見物に山峡や渓谷などへ出かけ、現地の露天風呂にゆったりと浸かる風情もまた格別です。

ところで、最近は耳にしませんが、近年各地の温泉で問題が生じていました。イオウ製剤の610(ムトウ)ハップを混入していた事件や、井戸水や水道水を使用して沸かした湯を温泉と偽り表示した事件など、私たちを失望させるニュースが続きました。

温泉の定義とは、

1.温度(温泉源から採取されるときの温度とする)が摂氏25度以上。
2.温泉法で規定する成分(総イオウ、マンガンイオン、第1鉄または第2鉄イオン、ラドン等々)のうち、どれか1つが規定量以上含まれる。

1か2の、どちらか1つを満たしてしまえば温泉と名乗ることができます。

つまり、温度が25度なくても1つ成分を満たしていれば、井戸水でも温泉と呼べてしまうのです。井戸水と温泉は紙一重の差です。目的地へ出かける前に、該当する宿などが温泉を使用しているかどうか、源泉100%か、あるいは水道混合か、また加熱の有無などを電話等で尋ねてみるのもいいかもしれません。


2009/09/07
代表的な秋の果物と言えば「ナシ」。天候不順もあって甘みが心配されていましたが、どうやら問題ナシだそうです。

「ナシ」は弥生時代の遺跡から炭化した種が見つかるなど、古くから日本人に親しまれてきました。品種によって出荷時期が異なりますが、8月末から9月いっぱいが旬なのは、軟らかい果肉と豊かな甘みで人気が高い『豊水』です。

一足早く8月中旬から店頭に並んでいる『幸水』も甘みと香りが豊かで人気を集めていますが、そろそろ次は「20世紀」の出荷が本格化してきます。

「ナシ」は成分のほとんどが水で栄養分はそれほど高くないですが、繊維分と消化酵素を多く含み、咳止め・喉の渇き・二日酔い・解熱などに効果があるそうです。

選ぶときのポイントは、皮に張りがあり、手に持ったとき、ずっしりと感じるものを選ぶのが良いそうです。


2009/09/08
先日は、「秋刀魚」(さんま)について触れさせて頂きましたが、どうやら選んだサンマによって当たりハズレがあるようです。そこで、美味しいサンマの簡単な見分け方がありましたので、ここでちょっとご紹介させて頂きたいと思います。

まず、太って大きいものが良いそうです。しかも、メスの方が美味しいといわれます。オスは下あごがオレンジ色なのに対して、メスはオリーブ色(緑っぽい色)をしています。

そして、体全体の色の対比がはっきりしていることと、尾の部分が黄色くなっているものがいいです。これは、脂がたっぷり乗っていて、身の部分だけではおさまりきれずに尾まで脂がにじみ出ているためです。

これらのポイントを確認したうえで、もっと手軽に鮮度を確かめるには、サンマを手にとって頭を下にしてピンと立つかどうかを確かめるといいそうです。


2009/09/10
二百十日が過ぎ、明日は二百二十日。時の経つのは早いものですが、人の味覚は暑い夏は甘さを求め、季節の移り変わりと共に次第に控えめの甘さから酸味のある物を求めるようになるそうです。

今スーパーなどの青果売り場には、ナシがずらりと並んでいますが、日本梨はタネまわりに酸味があり、皮の近くが最も甘いそうです。古くから日本人に親しまれている秋の果物の代表格ですが、なかでもこの9月に最盛期を迎えるのが大型で丸い「豊水」。

「豊水」は日本ナシの生産量の約3割を占め、「幸水」に次いで生産量が多く、1個300~400グラムと他のナシと比較的して大玉です。果肉は軟らかくて、みずみずしいのが特徴、甘みと酸味のバランスもよいことからナシの最高級品と評価する人もいます。

主産地は関東で、生産量首位は茨城県、そして千葉県、栃木県と続きます。店頭で選ぶ際には、高さがあるものより横に張りのものが良いそうです。また、冷蔵庫などでの保存の際には「ヘタの部分を下にしておく」とより長持ちするそうです。


2009/09/11
8年前の本日、すなわち2001年9月11日。「米同時多発テロ」が発生しました。実際にテレビの映像でご覧になられた方も多いと思いますが、ニューヨーク・マンハッタンの金融街にある世界貿易センターのツインタワービル(高さ420メートル、110階建て)に民間旅客機2機が相次いで激突。ビルは炎上し、黒煙をあげて炎上していたビル2棟は倒壊するに至りました。

米同時多発テロによる死者は合計3000人を超え、世界貿易センタービルでは78ヶ国の国民が犠牲となっています。事件の翌日、ブッシュ大統領は、「自由と民主主義が攻撃を受けている」と述べ、世界各国の首脳も9月11日の出来事は文明そのものに対する攻撃であると述べています。

ちなみに、直後の東京株式マーケットは日経平均株価で682円安の9610円。翌日は2円高、翌々日は395円高の1万0008円と1万円台に乗せたという経緯があります。その後、2002年5月にかけて1万1979円と1万2000円手前まで上昇しましたが、そこから03年4月の7607円まで下落。そこで大底を打ち、07年7月の1万8261円まで値幅にして1万円を超える大幅上昇。そしてその直後、サブプライム&リーマンショックによる歴史的下げを経て昨年10月27日の7162円と本年3月10日の7054円でダブルボトムを形成し、現在に至るという経緯があります。


2009/09/14
株式投資に際しまして、『リスク』という言葉を耳にする機会が読者の皆様にもよくあるかと思います。本日は、この「リスク」について少しお話したいと思います。

証券用語でいうリスクとは、「ボラティリティー」のことであり、すなわち変動幅もしくは変動率のことを言います。分かり易く申し上げますと、リスクが高いということは単に下がるということではなく、上下に大きくぶれやすいということを意味しています。逆にリスクが低いということは、上下にぶれにくいということを意味し、証券会社等がリスクという言葉を使う場合は、一般的にこの変動幅を意味します。

でも、本当の意味でのリスクとは次のような意味であると思いますので御参考にしてください。

『リスク』とは?

単純に直訳すれば「危険」という意味ですが、株式投資において使われる意味はちょっと違います。ウォーレン・バフェットはこの意味を

「リスクとは、自分が何をやっているかよくわからないときに起こるものです」

と言っています。逆に言えば、最近、投資信託や仕組み債など複雑な金融商品が多く出まわっていますが、こういった商品を理解せずに買うと大きなリスクにあうということです。

読者の皆様、きちっと商品を理解することがリスクを小さくする秘訣です。理解できない商品は勧められても、「ノー」と言いましょう。


2009/09/15
久しぶりに「孫氏」の兵法を読んでいましたら、以下のようにありました。

「進んで名を求めず、退(しりぞ)いて罪を避けず」
(成功しても名誉を求めず、失敗しても責任を回避しない)

孫子はこれをリーダーの条件としてあげています。功績を誇らないとは、すなわち謙虚ということになり、その謙虚の反対は傲慢です。では何故、謙虚であることが望ましいのでしょうか。

「満(傲慢)は損を招き、謙(謙虚)は益を受く」

と「書経」にありますが、その方が人々の支持を集めることができるからです。

「老子」の本にも、次のようにあります。

「背伸びして爪先で立とうとすれば、かえって足もとが定まらない。自分を是とすれば、かえって無視される。自分を誇示すれば、かえって排斥される。自分の功績を誇れば、かえって非難にさらされる。自分の才能を鼻にかければ、かえって足を引っぱられる」

オレがオレがと出しゃばったり、とかく目立ちたがったりするタイプは、どうやらリーダーとしては失格であるようです。


2009/09/16
8月30日の衆院選が終わり、民主党が圧勝。歴史的瞬間を経て9月相場入りとなった訳ですが、この節目(ふしめ)となる選挙を通過し、かつ新たな政権が誕生することで、株式投資という観点からは国策(政策)に付くというのが投資の常道となります。

既に民主党のマニフェスト(政権公約)につきましては、以前から何度も触れさせて頂きましたので割愛させて頂きますが、それ(政策)に加えてもう一つ有効な銘柄選別方法があります。

それは、「相場は相場に聞け」と言われます通り、素直に相場に聞くという方法です。具体的には、民主党の圧勝が確定した直後に株価が大きく上昇した銘柄、この銘柄をスクリーニングするというシンプルな手法です。選挙という節目を通過した後に、強い動きをした銘柄、これが「相場は相場に聞け」という理に適う訳です。


2009/09/25
先日、「敬老の日」に合わせて9月15日時点の推計人口が発表されましたが、65歳以上の高齢者人口は昨年より80万人増えて2898万人と過去最高を更新。総人口に占める割合は22.7%となっています。

このうち、女性は1659万人と男性の1239万人を大きく上回り、男女別の高齢者割合は、男性が19.9%、女性が25.4%と25%を突破。女性の場合、4人に1人が高齢者となっています。

総人口は、前年より12万人少ない1億2756万人。80歳以上の女性は522万人と男性の267万人を大きく上回り、ほぼ2倍となっています。


2009/09/28
漢字で「香母酢」と書いて「カボス」。この9月から10月にかけてが旬で、食卓で爽やかな香りを楽しむことができます。

料理の風味を豊かにする酸味料として焼き物や鍋物などに果汁を搾って使われることが多いようですが、ビタミンCの宝庫であり、血液を浄化したり、新陳代謝を盛んにしたり、疲労回復、さらにはダイエットにも効果があるということで、アルカリ性健康食品としての注目度が昨今高まっています。

縦と横に切ると汁をしぼりやすく、サンマにかけたり、カレーや焼酎(しょうちゅう)にたらしたり、蜂蜜とまぜて水で割ってジュースにしたりと、色々なものに合わせて楽しむことができます。

ちなみに、カボスは大分県で古くから栽培され、全国に出回るカボスの99%は大分県産です。色と形が似ているため、徳島県特産の「スダチ」と混同されることがありますが、大きさが全く違い、スダチは30~40グラム程度、カボスは100~150グラム程度となっています。

購入する際は、果皮が硬く、濃い緑色をしたものを選ぶと良く、保存は涼しく暗い場所が最適です。


2009/09/29
『無花果』と書いて『イチジク』。果実の内側に花があり、外側からは見えないことから漢字では『無花果』と書くそうです。そのイチジクがそろそろ出荷の最盛期を迎えます。旧約聖書にも登場するなど歴史の古い果物で、世界中で栽培されています。

国内では愛知、和歌山、福岡など温暖な土地で盛んですが、1日に1果熟すことから「一熟」と呼ばれた・・・等々、名前の由来には諸説があります。

聖書にもたびたび登場する「イチジク」は世界最古の栽培果樹といわれ、エデンの園でアダムとイブが食べた禁断の果実はイチジクという説があります。一般的にはリンゴと思われていますが、当時の中東ではリンゴが採れなかったことや、アダムとイブが恥ずかしくて前を隠していた幅の広い葉っぱがイチジクの葉として描かれているからだそうです。


2009/09/30
「冷え性」に悩む女性を中心に人気が高まっている「ショウガ」(生姜)。薬味として1年中出回る食材ですが、店頭で一般的に見かけるのは「ひねショウガ」。保存先の部屋から出されて、これから出荷の最盛期を迎えます。

「ひねショウガ」は6~8月に掘り出された新ショウガを2ヶ月以上保存してから出荷されます。保存中に繊維質が作られ、辛味も強くなります。辛味成分は「ジンゲロール」や「ショウガオール」で、血行を促進する効果で冷え性の緩和が期待できます。

国内産地は高知県などで約4万トン生産されていますが、年々輸入が増えており、現在は約3万トンが中国などから入っています。今年は前年より2~3割安いようですが、表面がなめらかで張りがあるものが良いです。

ちなみに、ジンジャーエール(Ginger ale)とはジンジャー(ショウガ)などの香りと味をつけ、カラメルで着色したノンアルコールの炭酸飲料で、味はショウガ独特の辛みがある。

雑学・うんちく2009年10月

2009/10/01
時の経つのは早いもので、本日から名実ともに10月「神無月」相場入りとなります。古来から十月を「神無月」と言いますのは、旧暦の十月には全国の神々が出雲の国(現在の島根県)に集まり、留守になることから神の無い月と言われているそうです。

神の出発を「神送り」、帰来を「神迎え」といい、普通は出発が九月末日、帰還が十月の末日になります。逆に、出雲では、神々が集合してきますので「神在月(かみありづき)」と呼ばれているそうです。

ところで、お隣の中国は本日10月1日に『国慶節』(建国記念日)を迎え、今年は建国60周年となります。1949年10月1日に故毛沢東主席が天安門で建国宣言、中華人民共和国が正式に建国されたことにちなんでいます。10月1日から8日まで国慶節連休として8連休となり、期間中に道路・鉄道・空路・水路を利用する旅行者数は合わせて5億人を超え、過去最高を記録する見通しです。期間中は上海株式市場も休場となります。

尚、北京市中心部の天安門広場付近では国威発揚のための軍事パレードが10年ぶりに行なわれます。1949年の建国後、国慶節祝賀大会で軍事パレードを閲兵した指導者は、建国10周年(59年)の毛沢東、35周年(84年)のトウ小平、50周年(99年)の江沢民前国家主席の3人しかおらず、胡錦涛主席にとっては先の3人と肩を並べ、歴史に名を残す意味でも大切な大会となります。


2009/10/02
秋の味覚「柿」が出回り始めていますが、『柿が赤くなれば、医者が青くなる』といわれるほど柿には多くの栄養素が含まれています。

ビタミンC、カロチン、食物繊維、カリウム、タンニン(渋味の原因)などが豊富で、その他にも、ビタミンK、B1、B2、カロチン、ミネラルなどが多く含まれています。また、『二日酔いには柿』といわれている訳は、ビタミンCとタンニンが血液中のアルコール分を外へ排出してくれるからで、豊富なカリウムには利尿作用があるからだそうです。

良い柿の選び方は、「ヘタ隙き」でないものを選ぶということです。「ヘタ隙き」とは果肉とヘタの間に隙間(亀裂)ができる現象で、虫が入る原因となります。虫が入りますと、その部分の色が熟れたように変色して、果肉が軟らかくなってしまいます。その状態を「色虫実」と言うそうです。従いまして、柿を選ぶ際には、ヘタが果実に張り付いているようなものを選ぶのがGOODです。柿には4つの溝がありますが、その溝にそって切れば、種を切ることはないそうです。


2009/10/05
「食欲の秋」を代表する食材の一つ「サツマイモ」が旬を迎えています。石焼き芋・ふかし芋・天ぷら・スイートポテト・大学イモ・キントン・干し芋・・・等々、いずれの調理法でも美味しいです。

「野菜を凝縮(ぎょうしゅく)するとサツマイモになる」と言われるほど栄養価が高く、リンゴの5倍以上のビタミンCを含み、過熱しても壊れにくいのが特徴です。カロテンやビタミンB、カリウムも多く含まれ、コレステロールの吸収や血糖の上昇を防ぎ、便秘解消にも役立つ繊維質も豊富、昨今は女性に大変な人気があります。

スーパーなどの店頭で選ぶ際は、全体の色が均一でよく太ったものが良いです。色が均一なのは痛んでいない証拠、太ったものは生育環境が良い証拠です。毛穴が深いものや固いヒゲ根のあるものは固くなっているため避けるのが良いです。

国内での生産地は、鹿児島県・茨城県・千葉県・宮崎県・徳島県が全国のトップ5県であり、この5県で全国の8割、特に鹿児島県は全国の4割を生産しています。ただ、全世界で見ますと日本の生産量は1%程度に過ぎず、トップの中国は全世界生産量の80%超を占めています。


2009/10/06
青い魚と書いて『鯖』(サバ)。その名の通り、「青魚の王様」と言われ、栄養価が高く、いよいよこれから旬となります。秋の深まりとともに体がふっくらとしてきて、古くからその美味しさが知られていますが、江戸時代には将軍家への献上品となったほどです。

血液をさらさらにして血中のコレステロール値を下げるといわれるエイコサペンタエン酸(EPA)や脳を活性化するといわれるドコサヘキサエン酸(DHA)、その他、たんぱく質、鉄分、ビタミンB1、B2等々、豊富な栄養素が含まれています。

食べ方も色々で、みそ煮、酢でしめた締めサバ、水煮、竜田揚げ、フライなどがあるほか、缶詰もおなじみです。ただ、「サバの生き腐れ」という言葉がありますように、鮮度が長持ちせず、普通は刺身では食べられません。

店頭で選ぶ際は、目が澄んでいて、皮に張りがあるもの。腹がしっかりした太めのものを選ぶと良いです。


2009/10/08
本日は、二十四節気の一つ「寒露」(かんろ)。この日から10月23日の「霜降」(そうこう)までの期間を指すこともあります。

この時期は五穀百果を収穫する時期で、露が冷たい空気と接し、霜に変わる直前です。紅葉が濃くなり、燕(つばめ)などの夏鳥と雁などの冬鳥が交代し、また菊が咲き始め、蟋蟀(こおろぎ)などが鳴き止む頃とされています。

「柳葉魚」と書いて「シシャモ」と読みますが、これからそのシシャモが旬となります。卵の食感が魅力のメスの子持ちシシャモが人気ですが、オスも身が締まっていてなかなかです。アイヌの人々の間で、シシャモは神様によって柳の葉からつくられたと言い伝えられてきました。このため、漢字では「柳葉魚」と書くそうです。

一言で「シシャモ」と申しましても、日常、スーパーや居酒屋などで目にするシシャモは実は本物ではないケースが多いそうです。国内で出回るシシャモのほぼ9割がノルウエーなどからの輸入物が中心で、北海道産のものは1割未満に過ぎません。

 輸入物はシシャモではなく、カペリンという品種で、店頭でラベルを見ますと「カラフトシシャモ」という名で並んでいます。生態的な面も全く違っていて、シシャモは秋に川を遡上して産卵しますが、カペリンは一生海で暮らします。

栄養面で申し分ないシシャモは、6匹程で1日に成人が必要なカルシウムの所要量の600mgが含まれているそうです。その他にA・B2・D・Eなどのビタミンが多く、干し物にすることによりビタミンDが増加、カルシウムの吸収を助ける効果もでてくるそうです。


2009/10/13
昨年の今頃、あちこちのスーパーで「バナナ」が売り切れとなっていました。テレビなどのマスコミで、「朝バナナダイエット」が取り上げられ、朝にバナナを食べるだけで体質が改善して徐々に痩せることができる、さらに便秘や冷え性改善などにも効果があるという話が巷に広がり、注目が一気に集まったからです。

マスコミの影響は非常に大きい訳ですが、現在では過熱感も冷め、気軽に手に入ります。そのバナナには「カリウム」が豊富で、「食物繊維」や「フラクトオリゴ糖」、「マグネシウム」等が含まれています。カリウムは血圧を抑える効果があり、脳梗塞や心筋梗塞、糖尿病の予防に効果があるそうです。

また、マグネシウムは新陳代謝に欠かせず、食物繊維は消化を促進し、便秘改善に効果的。フラクトオリゴ糖には腸内のビフィズス菌を増やす効果があり、バナナを食べると大腸がんにかかりにくいという話しもあります。

時間がない時にはすぐに食べられ、栄養豊富で美味。そして1本30円程度と安く、手軽に栄養補給できるバナナ。本当にありがたい食材です。

ちなみに、バナナの輸入先はフィリピンが圧倒的なトップで90%超を占め、次いでエクアドル、台湾と続きます。国内産では、沖縄県が約50%、鹿児島県が約45%を占めています。


2009/10/15
昨今、糖尿病や高血圧などの生活習慣病が問題となっていますが、これらの病気には「肥満」が深く関与しているため、食生活には特に気を配る人が増えています。

生活習慣病とは、毎日の良くない生活習慣の積み重ねによって引き起こされる病気であり、日本人の3分の2近くがこれで亡くなっています。それに関連しまして、「ワカメ」や「コンブ」に含まれる成分に、代謝を活発にして脂肪の蓄積を抑える肥満抑制効果があることを以前に北海道大学の研究グループが確認しています。

マウスを使い、エサの中に大豆油7%を入れて3週間飼育したところ、20グラム弱だったマウスの体重が平均39.7グラムになったのに対し、ワカメの脂質2%を混ぜた場合は、平均34グラムとなり、約14%体重が少なかったそうです。

「食欲の秋」、これからは何を食べても美味しい季節ですが、肥満予防に繋がる可能性がある「ワカメ」や「コンブ」、見直してみる価値がありそうです。


2009/10/16
山口素堂の俳句「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」は有名ですが、初夏の訪れを告げるのが「初ガツオ」なら、秋を堪能させてくれるのが『戻りガツオ』です。

春以降、黒潮にのって太平洋岸を北上する「初ガツオ」に対して、夏から秋にかけてUターンして南へ産卵のために下ってくるのが『戻りガツオ』で、餌を追いながらの長い航海によって体も春先に比べて一段と大きくなっているため、脂肪の乗りが倍加し、時にはマグロのトロより美味しいとまで言われています。

室町時代からカツオは非常に珍重され、織田信長などは産地から遠く離れた岐阜城や清洲城に生の鰹(カツオ)を取り寄せて家臣に振る舞ったとされています。また、信長は「鰹節」を『勝男武士』と表して、勝ち戦の祈願にも使ったそうです。

春の「初ガツオ」に比べて価格が半額程度ということもあり、秋の魚として秋刀魚(サンマ)と人気を二分している『戻りガツオ』。たたきにしてショウガ、ワケギ、ニンニクをかけてしょうゆかポン酢で食べるのが一般的ですが、脂肪の乗った新鮮な刺し身も格別です。


2009/10/19
「葡萄」と書いて「ブドウ」。今、スーパーなどの店先では旬のブドウが所狭しと並んでいます。ご存知の通り、ブドウを発酵させたものがワインであり、更に蒸留・熟成させるとブランデーとなります。ちなみに、ウイスキーもブランデーと同じく蒸留酒で製造方法はほとんど同じですが、ウイスキーは穀物を原料とし、ブランデーはブドウ(現在は全ての果実)を原料としているところに違いがあります。

そのブランデーの瓶のラベルにV、S、O、Pの組み合わせや星型の印がついているのを目にしたことがあるかと思います。ブランデーには、はじめに酒庫に入って、最後に庫出しされるまでの年数によって厳然たる階級序列があり、古ければ古いほど格が上がる完全年功序列型となっています。

星は数が多くなるほど長く貯蔵されたことを表し、五つ星より古いものは、V・O、V・S・O、V・S・O・P、X・Oなどで表示されます。

記号の意味は、

V=Very    (非常に)
S=Superior(極上)
O=Old     (古い)
P=Pale    (年数が経って自然の色が出た状態)
F=Fine    (良質)
X=Extra   (特別)

といった具合です。

その大まかな基準は、V・Oが12~15年、V・S・Oで15~20年、V・S・O・Pで25~30年、X・Oで40~45年貯蔵したブランデーに使われることになります。

さらに、その上にはナポレオン、エキストラなどがありますが、ナポレオンは会社によって65年から100年を超えるものに、またエキストラは「特別の」という本来の意味で用いられることが多く、普通70年以上のブランデーに付けられます。一方、星のほうは、星ひとつで3~4年、二星で5~6年、三星で7~10年といった目安となります。


2009/10/20
「日の丸」の旗には基準があります。

旗そのものの大きさに関係なく、旗のタテはヨコの3分の2、赤い丸の直径はタテの長さの5分の3と決められています。日の丸は、武田信玄や上杉謙信などの戦国時代の武将も旗じるしとして使っており、豊臣秀吉も日の丸の旗を船に掲げさせていました。日本の国旗として今の寸法に決まったのは、明治3(1870)年とのことです。

ちなみに、「日本」という国名は、607年に中国を統一して国力をのばしていた隋(ずい)という国に、聖徳太子が遣隋使を派遣し、そのときの使いだった小野妹子が持参した国書(国が正式に出した手紙)に、自分たちの国を「日がのぼるもとの国(日のもと=日本)より」としたことが、国名としての「日本」が使われた最初ということです。


2009/10/22
秋はキノコの美味しい季節ですが、キノコと聞いて思い浮かべる名前は、「シイタケ」・「マツタケ」・「エノキダケ」・「ナメコ」・「マッシュルーム」・・・等々、数多くあります。

先日、全国の主婦に好きなキノコを訪ねたアンケート調査を目にしましたが、第1位は「シイタケ」でした。シイタケはシメジやマツタケと同じキシメジ科で、日本では古来から親しまれてきています。特有の香りは好き嫌いが分かれるようですが、どんな料理にも使えるなど実用性を評価する声が多く、76%が好きと答えています。

ちなみに、「主婦が好きなキノコ」の順位は、以下のようになっていました。

1.シイタケ    (シイ、カシなど広葉樹の枯れ木や倒木に生える)
2.マイタケ    (ミズナラなどブナ科広葉樹の根元に生える)
3.エノキダケ   (広葉樹の切り株に発生)
4.ナメコ     (ブナの倒木や切り株に群生)
5.マッシュルーム
6.ホンシメジ   (ミズナラなどの雑木林、マツとの混成林に群生)
7.エリンギ    (東欧や地中海沿岸が原産)
8.ブナシメジ   (ブナなど広葉樹の倒木や枯れ木に発生)
9.キクラゲ    (広葉樹の枯れ木などに付く)
10.マツタケ

マツタケは10位と意外にふるいませんが、「食べたことがない」、「ほとんど食べない」が半分近くを占めるなど、家庭では縁遠い食材なのかもしれません。尚、キノコにはカロリーはほとんどなく、ビタミンやミネラル、繊維質が多く含まれています。

ちなみに、キノコはもともと『樹の子』の意があるそうです。


2009/10/23
2004年の本日10月23日、17時56分。「新潟県中越地震」が発生しました。マグニチュード6.8、最大震度7。死者68名、負傷者は4805名に上りました。

時の経つのは早いもので、あれから5年。忘れた頃にやってくるのが地震ですが、震度が5以上になるとほとんどの家具が移動、或いは転倒し、家具の転倒による事故が多く出ます。家具が凶器にならないよう、安全な固定には細心の注意を払う必要があります。その家具等の転倒や落下防止の他、消火器の備え、非常持ち出し品の準備、家の補強・・・等々にも備えておきたいところです。

尚、地震に備え、

1.家の中でどこが一番安全か
2.救急医薬品や火気などの点検
3.幼児や老人の避難は誰が責任をもつか
4.避難場所・避難路はどこにあるか
5.避難するとき、だれが何を持ち出すか
6.非常用の持出袋はどこに置いておくか
・・・等々、あらかじめ家庭内で話し合っておくと良いです。


2009/10/26
漢字で「竜胆」と書いて「リンドウ」。この時期の山道などでよく見かける代表的な秋の花ですが、気品のあるこの花が咲くと秋の深まりを感じます。根が古くから生薬として使われ、「竜の胆(きも)のように苦みが強い」ことが由来となっているそうです。リンドウの呼び名は「竜胆」の音読み「りゅうたん」がなまったとされています。

青紫の花は日光を浴びると開き、夜中や雨・曇りの日は閉じたままです。花言葉は「強い正義感」、「悲しんでいるあなたを愛する」です。

出回る時期は6月から11月と長いですが、6~9月のリンドウは仏花として添えられます。黄色や白のキクと合わせて花束にするため、色は青紫がほとんどです。

10月に入って仏花需要が一段落しますと、ピンクや青と白の混合色など変わった色のリンドウが目を楽しませてくれます。長野県と熊本県の県花です。


2009/10/27
秋も深まり、山も空も川もきれいで、おいしい食べ物がたくさんあります。それを象徴するかのような『秋味』(あきあじ)という言葉があります。

秋、サケは産卵のために海から生まれた川に戻ってきますが、その川に入る直前にとれたサケがいちばん美味といわれ、人々は心待ちにしていたサケの回帰を祝い、秋に戻ってくるこの美味しい味覚に感謝してサケのことを『秋味』(あきあじ)と呼んでいるそうです。方言や俗語を集めた江戸期の辞書「俚言集覧(りげんしゅうらん)」には、すでに「秋味、鮭(サケ)を云(い)う」とあります。

ちなみに、サケの卵で卵巣に入った常態のものが「筋子」(すじこ)。これを一粒づつばらしたものがイクラですが、温かいご飯にのせるその真っ赤なイクラもまた秋ならではの味です。四季それぞれの食材の味を楽しむことが出来る喜び、これは日本人ならではかもしれません。


2009/10/28
西洋では、スペルの中に「Rのつかない5~8月は牡蠣(かき)を食べるな」と言われているそうですが、日本では「花見過ぎたら牡蠣食うな」と言います。産卵期の夏場は身がやせるうえ、海の細菌汚染で食中毒を起こしかねないからです。

その牡蠣(かき)が、これから寒さが増すにつれて美味しくなってきます。西洋や中国では紀元前から食卓に上り、シーザーやナポレオン、ビスマルクなど英雄たちの好物だったそうです。

主産地は三陸沖や三重、広島などですが、別名「海のミルク」とも呼ばれ、旬の牡蠣はうまみ成分のアミノ酸や亜鉛、ミネラル、ビタミンなどが豊富に含まれ、牛乳並みの栄養価があります。フライや鍋、また酢やレモン汁をかけて生で食べる・・・等々、いずれの食べ方でもこれからの牡蠣は格別です。

ちなみに、スーパー等で選ぶ際は、袋の水が澄み、身が盛り上がって半透明なものを選ぶのがコツです。


2009/10/29
秋から冬にかけてが旬の西洋ナシ。代表種の『ラ・フランス』がよく知られていますが、芳純な香りと濃厚な甘味は「フルーツ界の女王」にも例えられています。名前の通り、フランス生まれで、余りの美味しさに「国を代表するに相応しい果物」ということからその名前がつけられたそうです。

この「ラ・フランス」はもぎたてが一番おいしい果物ではなく、収穫直後の「ラ・フランス」を食べてみても、固くてほとんど味も香りもありません。追熟期間が必要で、触ってみて「耳たぶ」くらいのやわらかさになったころが食べ頃、「完熟」です。

生で食べると本来の甘みと香りを味わえますが、菓子や洋食の素材としても使われ、タルトやパイなどに添えられたり、ワイン煮にしたりと用途が広がっています。たんぱく質を分解する酵素を豊富に含んでいるため、肉料理との相性も良いです。

日本に入ってきたのは20世紀初頭で、国内で出回る量の約8割は山形県産です。出荷する前に10日近く低温貯蔵庫で冷やしたうえで、さらに常温に戻し熟成させますが、家庭で保存する際には熟れ過ぎを防ぐため常温には置かず、冷蔵庫に入れておくのが良いです。

味覚の秋、その芳純な香りと濃厚な甘味を楽しんでみてはいかがでしょうか。スーパーなどの店先では大きさにもよりますが、一玉300~400円程度となっています。

雑学・うんちく2009年11月

2009/11/04
『売買の時期は銘柄より大切』
『買いは安い日、安い時に限り、売りは高い日、高い時に限る』
『売買とも三日待つべし』

上記の如く先人からの貴重な教えがありますが、ある意味では売買のタイミングは銘柄選択よりも重要です。どんないい銘柄を選択してもタイミングを間違えれば、儲かりません。売買のタイミングを会得することは、株式投資の勝者になる為には必須条件です。

ほとんどの方々は、株価が下がれば「もっと下がる」と考えて買えず、上昇すれば「早く買わないともっと上がってしまう」と考えてジャンピング・キャッチ、こうした典型的な悪循環に陥りがちとなります。これを防ぐ方法は、『慌てる自分に勝つこと』しかありません。

待つ勇気、決断する勇気が必要ですが、これは「言うは易し、行うは難し」です。その為に、判断出来ない場面は『相場観を無視』してルール通りに従うのが一つの方法です。すなわち、自らの投資方法のルールを先に作ってから実践に入ることが重要ということになります。

そして、さらに重要なのは、その投資ルールは各々の投資スタンス、資金の性格、資金量、目的等々によって異なってきますので、一律的ではないということです。

『自ら反みて縮くんば、千万人と雖も、吾往かん』・・・孟子
(みずからかえりみてなおくんば、せんまんにんといえども、われゆかん)

上記は孟子の言葉で、「わが身を反省して正しいと確信できれば、相手が千万人いようが、わが道を行く」という意味ですが、マーケットの世界におきましても、ある面こういったことは非常に重要であり、勝者になる為には必須条件と言えます。


2009/11/05
銘柄選択をする上で、最低限チェックして頂きたい最も基本的かつポピュラーな投資尺度「PER」(ピーイーアール)について簡単に触れさせて頂きたいと思います。既にご存知の方には恐縮ですが、復習の意味で再確認して頂ければ幸いです。

株式投資の世界では、この銘柄は「割高」とか「割安」といった言葉が頻繁に使われます。その判断をする上での一つのツールがPER=株価収益率です。これは、誰でも簡単に計算でき、Price Earning Ratio の頭文字をとったものです。

株価がその企業の一株当たり利益の何倍まで買われているかを表し、その値が他の企業と比べて高ければ割高、低ければ割安といった具合に判断します。

では、「一株当たり利益とは何だ?」となりますが、簡単に申し上げますと、その企業が年間で上げた利益をその企業が発行している株式数で割ったものであり、会社四季報とか会社情報とかを見れば載っています。そして、その一株当たり利益のことをEPS(Earnings Per Shareの略)と言います。

普通は、PERを計算するときは、今の決算期の予想の数字を当てはめればよく、例えばA社の株価が1000円、予想一株当たり利益が100円ならA社のPERは10倍、B社の株価が2000円、予想一株当たり利益が100円ならB社のPERは20倍と計算でき、A社のPER10倍の方が低いのでA社の方が「割安」と一般的には判断します。

繰り返しますと、PERは、「株価÷予想1株当たり利益(EPS)」で計算し、株価がEPSの何倍になっているかを計る投資尺度です。具体的には、自分の注目している銘柄のPERが何倍かをチェックして、さらに、同業他社のPER、或いは市場平均のPERと比較し、PERが高ければ『割高』、低ければ『割安』といった具合に判断します。


2009/11/11
本日は円高と円安について極めて初歩的なお話をさせて頂こうと思います。例えば昨日1ドル=90円だった為替相場が、今日100円になったら、これは円高でしょうか、それとも円安でしょうか。正解は「円安」です。

為替相場は、ある通貨に比べて日本円がどのくらい価値を持っているのかを表示します。例えば、為替相場が100円ということは、1ドルの品物を、日本円で購入するには100円必要ということです。為替相場が120円ならば、同じ1ドルの品物を購入する場合でも、為替相場100円の時に比べて20円多い、120円を支払うことになります。つまり、米ドルに対する日本円の価値が下がった、すなわち「円安」になったのです。

これが90円ならば、為替相場100円の時に比べて10円だけ少ない90円を支払えば済みますから、米ドルに対する日本円の価値が上がった、すなわち「円高」ということになります。

マーケットに携わる当初は、よくどっちが円高で円安だったかなんて考えたりするものですが、上記で申し上げたことをご理解いただければ、あとは慣れるだけです。


2009/11/12
「歳(年)の暮れ」と書いて「お歳暮」。今では、お世話になった人に日頃の感謝の気持ちを込めて年末に贈る「贈り物」を指しますが、もともとは、「歳暮の礼」といって、新年を迎えるために必要な食べ物を実家などに持って行く習わしだったそうです。

最近は、インターネットでの予約が増えていますが、「もらって嬉しいお歳暮ランキング」を見てみますと、1位は商品券、2位.選べるギフト(カタログギフト)、3位.お菓子詰め合わせ、4位.ホテル・名店の味詰め合わせ、5位.お肉、6位.ビール、7位.洗剤、8位.ハム、9位.カニ、10位.お米・・といった順になっていました。

ちなみに、先方が喪中の場合にどうしたらよいのか気になるところですが、喪中とは仏式では四十九日、神式の場合は五十日とされています。歳暮は「ふだん世話になったお礼」という性質のものなので、一般には不幸に関係なく贈っても良いと言われています。

ただし、亡くなってからあまり月日がたっていない場合は、贈る時期を少し遅らせるのが良く、また、赤と白の水引が気になるのなら、白短冊を使うのも一つの方法です。尚、一家の主が亡くなった家庭には、簡単な手紙を添えた上で「忌中御見舞」と書いて届ければ、相手への慰めにもなります。


2009/11/17
英語で「チャイニーズ・キャベツ」と言えば「白菜」。今では年間を通して出回っていますが、夏場は長野産、秋冬は茨城産が多く、これから気温が下がるにつれて需要が拡大する鍋物向けの多くは茨城産となります。

英語名の通り中国が原産地とされ、明治時代に日清・日露戦争に従軍した日本の兵士が大陸で白菜を初めて食べ、その大きさや味に感心して持ち帰ったのが日本全国に広まるきっかけになったそうです。

スーパーなどの店先で鮮度を見分ける際は、芯の部分に注目。2分の1や4分の1にカットしたものは芯の部分の断面が膨らんでいないものが良いそうです。カット後も芯の部分は成長を続けるため、盛り上がる度合いで新鮮さが分かり、高くなっていたら鮮度が落ちています。栄養面ではビタミンCが豊富で風邪の予防効果があるそうです。


2009/11/20
収穫したその年の11月に飲むフランス産赤ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」。秋の風物詩として世界中で人気を呼んでいますが、毎年解禁日は11月の第3木曜日で、昨日から解禁となりました。

昨今のワインブームは、ワインが身体にいいという通説も影響しているようですが、本当にワインは身体に良いのでしょうか。調べてみますと、赤ワインに含まれているタンニンは、アルコールの吸収・排出を助けるプロシアニドールという成分を有しており、動脈を保護し、コレステロールを取りのぞく作用があるそうです。

フランス人が肉食中心の食生活に比して心臓病による死亡率が少ないのは、赤ワインを飲んでいるからであるという説も発表されています。また白ワインには、強い殺菌効果があることが分かっています。ワインにはミネラルも多く含まれているので、新陳代謝を促し、体調を維持するのに役立つようです。またワインの酸度は胃液の酸度に近く、消化を促進する作用があり、食欲の増進をも促すといいます。

こうして、ワインには、体に良い要素がいくつもあるようですが、肝心なのは、ワインは食事と一緒に飲むものだということです。食事のときにワインを適量飲むことによって、お腹のなかで肉や魚類とうまく調和し、体を弱アルカリ性の方向に導いてくれるのです。適度にワインを楽しむことができれば、心身ともに健康の維持に役立つことは確かなようです。


2009/11/24
世界の人口は68億2940万人と08年に比べて約7970万人の増加となっています。前年比の伸び率は1.2%で、これを上回る地域はアラブ諸国の4.4%、アフリカの2.3%、北米1.8%などです。

一方、日本の人口は70万人の減少(0.5%減)で1億2790万人と国別でみて前年と同じ10位です。国別の首位は中国で13億4580万人、インドが2位で11億9800万人となっています(2009年版世界人口白書)。

尚、白書の推計人口では2050年の世界人口は91億5000万人に達する見通しです。先進国は年平均の増加率が0.3%のペースにとどまる一方、アフリカやアラブ諸国は2%を超す増勢が続くとしています。50年時点の日本の人口は09年に比べて20%の減少、1億170万人に縮小するとしています。


2009/11/26
水温が下がるこれから身が引き締まり、一層うまみが増す「カワハギ」。ご存知の通り、体はひし形で、おちょぼ口が印象的ですが、ヤスリのようにザラザラする丈夫な皮を簡単にはがすことができるので、「皮剥」、「カワハギ」という名がついたそうです。

関西では「ハゲ」や「マルハゲ」、名古屋では「スブタ」とも呼ばれるようですが、北海道以南に広く分布しており、貝類やエビ・カニ類などを食べています。

栄養学的には、高たんぱく質かつ低脂肪、透き通った白身は淡白で気品があり、刺し身はフグのように薄切りにして食べます。特に、秋から冬にかけて大きくなる肝臓はまた格別です。

以前は漁獲量が多かったのですが、近年は水揚げが減っており、今では中高級魚。サバやサンマを大きく上回る価格となっています。

雑学・うんちく2009年12月

2009/12/01
冬の代表的な野菜「大根」。短気な人が大根をおろすと辛くなるという話がありますが、どうやらこれは本当のようです。大根を急いで力まかせにおろすと細胞が壊れ、その時にミロシナーゼという酵素の作用で辛くなってしまうのだそうです。そのため、昔から短気な人や乱暴者が大根をおろすと辛くなると言われています。

大根は部分によって味が違います。大根の上の方は甘味が強いので、大根おろしや生で食べるサラダに最適。真ん中辺りは大きく輪切りにして、おでんやふろふき大根などによく、そして、下の辛味の強い部分は味噌汁の実にするなど比較的濃い味付けに向いています。

従いまして、一人暮らしで大根を半分だけでいいという場合は、どんな料理に使うかを考えて上下を使い分けるのが最適です。

ちなみに、尻尾の部分にクレンザーをつけて、ステンレスのシンクや包丁を洗うと傷がつかずピカピカになります。


2009/12/02
今年1年の間に流行したコトバや世間を賑わせたコトバを選ぶ「2009ユーキャン新語・流行語大賞」が昨日発表されました。

年間大賞には『政権交代』が選ばれていますが、振り返りますと、8月30日の衆院選で民主党が115から308へと議席を大きく伸ばし、一方で自民党は300から119へと議席を大きく減らしました。この結果、9月16日に鳩山由紀夫氏を首班とする民主党内閣が発足しています。

その他、トップテンにはトヨタ自動車のCMから誕生した「こども店長」、新政権下で高い注目を集めた「事業仕分け」、「草食男子」、「新型インフルエンザ」、「脱官僚」、「派遣切り」、「ファストファッション」、「ぼやき」、「歴女」が選ばれています。


2009/12/03
「花野菜」とも呼ばれ、晩秋から冬にかけて旬を迎えるカリフラワー。ブロッコリーと似ていますが、「ブロッコリーは緑色」で「カリフラワーは白色」といった具合に見分けがつきます。最近は品種改良でオレンジや紫色のカリフラワーも登場しており、食卓に彩りを添えてくれます。

原産地は地中海沿岸。日本に入ってきたのは明治初期で高度経済成長期の食生活の多様化に伴い、急速に普及しました。

現代人に必要なミネラル、食物繊維、そしてビタミンCを多く含み、ゆでた時の損失分が他の野菜に比べて少ないのが特徴で、美肌やがん予防効果が期待されています。

鮮度が落ちやすいので早めの調理が必要で、選ぶ際はつぼみの締まりが良く、ずっしりと重みがあるものを選ぶと良いです。


2009/12/04
このところ、住宅リフォーム需要が増大していますが、慣れ親しんだ住まいにちょっと手を入れるだけでも雰囲気はがらりと変わり、場合によっては新品同様にピカピカとなります。

主婦にリフォームしたいところを聞いたアンケート調査では、1位はキッチンで、上位には水回りの場所が並んでいます。

リビングや食堂の方を向いて料理できる対面キッチンの人気が相変わらず高く、色も多様化して最近は赤や青などの鮮やかな色の人気が高くなっています。

流し台の高さは必ずチェックしたい項目で、高くても低くても無理な姿勢になり、肩や腰の負担になります。目安は『身長÷2+5センチ』で、身長が160センチなら85センチ程度がベターとなります。

また、トイレでは貯水タンクがない型が普及しており、洗面所は既存の洗面台に加えて子供用などに新たに増設することを考える人も多いようです。


2009/12/07
師走。寒くて忙しいこの時期、ホッと一息つくときに味わいたいのが、温かい飲み物です。スーパーやコンビニには、お湯を注ぐだけで簡単に作れる粉末タイプのホット飲料が数多く並んでいます。「どれにしようか?」と迷うところですが、先日、売れ筋の中から専門家が選んだランキングを目にしました。

トップは、カフェラテ(ミルク入りエスプレッソコーヒー)にキャラメルの風味を加えた『ネスカフェ ホームカフェ 焦がしキャラメルマキアート』。封を切るとキャラメルの甘い香りがふんわりと広がり、熱湯を注いでかき混ぜると、ふわふわの泡が立ち、見た目も楽しく、癒されるそうです。

2位は、冬の飲料の定番ココアで、『バンホーテン ミルクココア カカオリッチ』です。ココアブランドの代表とも言われるオランダのバンホーテンのココアパウダーを使用しており、プロがケーキなど製菓用に使うことも多い上質なパウダーで、贅沢な風味を感じるそうです。

また、健闘しているのが紅茶です。3、8、9、10位と4つを占め、それぞれ違った風味を楽しめます。3位は『マキシム カフェメニュー チャイ・ラテ』で、チャイとは香辛料を加えたインド式のミルクティーのことです。ジンジャー、クローブ、カルダモンの3種類のスパイスが香る本格的なミルクティーに仕上がっています。

尚、ベストテンは以下のようになっていましたが、皆様も一度試してみてはいかがでしょうか。

1.ネスカフェ ホームカフェ 焦がしキャラメルマキアート
2.バンホーテン ミルクココア カカオリッチ
3.マキシム カフェメニュー チャイ・ラテ
4.森永 甘酒
5.辻利休 抹茶ミルク
6.ホットレモン
7.森永 ミルクココアカカオ2倍
8.日東紅茶 ロイヤルミルクティー
9.ネスレ ホームカフェ ダージリンティーラッテ
10.名糖 レモンティー


2009/12/08
昨日まで日経平均株価は6日連続高となり、この間の上げ幅は1086円となります。そして、注目の騰落レシオは80%となっている訳ですが、日常においてよく使われるこの「日経平均株価」と言う言葉。この指数をどうやって計算しているのか知っている人は意外と少ないです。この算出方法を知っていますと、相場を見る目は一段と的確になります。

「日経平均株価」は簡単に申し上げますと、225銘柄の株価を単純に合計して、それを除数で割れば算出できます。除数とは、株式分割など企業価値に変動がないのに株価が変動した場合の修正を行なう数値です。今現在の除数は、24.656となっており、従いまして、

日経平均株価 = 225銘柄の株価合計 ÷ 24.656

上記の計算式のように簡単に算出できます。

この仕組みを理解しますと、次のようなことが分かります。例えば、京セラの株価(昨日終値15890円)が10%上昇、すなわち1589円高しますと、

1589÷24.656=64.44

となり、京セラ1銘柄で日経平均株価は約64円上昇することになります。

新日鉄の株価(週末終値353円)が10%上昇、すなわち35円高した場合は、

35÷24.656=1.41

となり、日経平均株価はわずか1円程度の上昇にしかなりません。

ここから分かりますように、日経平均株価へのインパクトは値ガサ株ほど大きくなります。この仕組みをご理解頂ければ、これまでよりも立体的にマーケットの動きを把握できるようになると思います。是非、覚えておいて頂きたいと思います。


2009/12/09
「師走の魚」と書いて『鰤(ブリ)』。「寒ブリ」とも呼ばれ、寒くなるにつれて脂が乗って美味しくなります。刺し身・照り焼きなどが代表的な食べ方ですが、大根と合わせての煮物は家庭の味として広く親しまれています。

日本では昔、武士や学者などは成人して元服(げんぷく)すると、幼名とは違った名を名乗りましたが、魚も成長すると風味が変わるので、呼び名が変わる魚があります。これが『出世魚』で、子供の成長や知人の栄進を祝福する時、この出世魚を贈呈することがあります。

その代表が「ブリ」で、地域によって呼び名が変わりますが、関東では大きくなるにつれて「ワカシ」→「イナダ」→「ワラサ」と名が変わり、ブリになると体長が1メートルにも達します。東京周辺では、養殖物を無条件に関西の若魚の呼び名であるハマチと呼ぶことも多くあります。

ちなみに、関西では「モジャコ」→「ワカナ」→「ツバス」→「ハマチ」→「メジロ」→「ブリ」と呼ぶところが多いようです。


2009/12/09
昨日は、スズキと欧州自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)が資本業務提携することが明らかとなりましたが、これによって自動車業界の勢力図は大きく塗り替わります。

今年の自動車世界販売台数ランキング(1~6月)は以下のようになっています。

1.トヨタ      356.4万台
2.米GM      355.3万台
3.独VW      312.1万台
4.日産・ルノー   265.3万台
5.韓国・現代自動車 215.3万台
6.米フォード    214.5万台
7.仏PSA     158.7万台
8.ホンダ      158.6万台
9.スズキ      115.0万台
10.伊フィアット   105.6万台

3位のフォルクスワーゲンの312.1万台と9位のスズキの115.0万台を足しますと427.1万台となり、これまで首位だったトヨタの356.4万台を大きく上回り、トップに躍り出ます。仏PSA(プジョーシトロエングループ)が三菱自動車への資本参加で交渉を進めていますが、この度の提携によって自動車業界の世界再編は一気に進みそうです。

ちなみに、独フォルクスワーゲンは、世界自動車3位。ドイツ軍政下の1938年に国民車計画の実現のため国策会社として発足。傘下に高級車「アウディ」や低価格車「シュコダ」などのブランドを持ち、ポルシェにも出資しています。


2009/12/14
先日、今年生まれた赤ちゃんの名前ランキングが発表されましたが、名付けの傾向はその時の世相を反映するとともに、メディアに取り上げられることが多かった著名人の名前も命名に影響しているようです。今年のランキングは以下のようになっています。(ベネッセコーポレーション調べ)。

 【男の子】             【女の子】
  第1位(昨年1位)大翔「ひろと」  第1位(昨年4位)凜 「りん」
  第2位(同 6位)翔太「しょうた」 第2位(同 8位)さくら
  第3位(同 2位)蓮 「れん」   第3位(同 3位)陽菜「ひな」
  第4位(同 8位)颯太「そうた」  第4位(同 5位)結愛「ゆあ」
  第5位(同10位)蒼空「そら」   第5位(同 6位)結奈「ゆな」

ちなみに、昭和1年のケースでは、
【男の子】
1.清 2.茂 3.三郎 4.勇  5.博
6.実 7.弘 8.正  9.進 10.一男

【女の子】
1.久子 2.幸子 3.美代子 4.照子  5.文子
6.和子 7.信子 8.千代子 9.光子 10.貞子

といった順になっています。時の流れとともに、名前も随分と移り変わっています。


2009/12/15
何かと忙しい師走、ついつい睡眠不足になる方も多いかと思います。

「睡眠不足だと太る?」

以前、米国のスタンフォード大学とシカゴ大学の研究チームが、「睡眠不足だと食欲が増えて太る傾向があるのは、食欲を高めるホルモンの分泌が増える一方、エネルギー消費を促すホルモンが減るのが原因である」とする調査結果を発表していました。

これまで、睡眠時間と食欲ホルモンの相関関係は動物実験では分かっていましたが、人間で実証されたのは初めてです。20台前半の健康な男性12人を対象に、睡眠時間が2日連続で1日4時間の場合と9時間の場合を比較したところ、4時間だと主に胃から分泌され、食欲を高める「グレリン」の血中濃度が平均28%増える一方、エネルギー消費を促す「レプチン」が18%減少。実際に全員が強い食欲を訴えたそうです。

また、別の調査では、1日の睡眠時間が常に5時間の集団は、8時間の集団に比べ、グレリンが平均14.9%多く、レプチンが15.5%少ないと判明しています。

「睡眠不足だと太る」というのは、どうやら本当のようですが、いずれにしましても、健康のためには、しっかりと睡眠をとること、これが重要です。

ちなみに、『メタボリックシンドローム』とは、内臓脂肪型肥満によって、さまざまな病気が引き起こされやすくなった状態を言い、治療の対象として考えられるようになっています。肥満症や高血圧・高脂血症・糖尿病などの生活習慣病は、それぞれが独立した別の病気ではなく、肥満、特に内臓に脂肪が蓄積した肥満(内臓脂肪型肥満)が原因であることが分かってきたことが、その背景にあります。


2009/12/16
しなやかで軽く、暖かく、上品な光沢を持つ『カシミヤ』。貴族たちの間で大流行し、『繊維の宝石』とも呼ばれ、今では世界中で広く愛されています。かつては数万円もした高級品カシミヤ100%のセーターですが、最近は1万円以下で続々登場しています。

『カシミヤ』は、中国の内モンゴル自治区からイラン、アフガニスタンにかけて放牧されているカシミヤ山羊(やぎ)に冬に生える産毛(うぶげ)で、春に櫛(くし)ですいて採集し、一頭から採れるのはわずか150グラム程度。セーター1枚編むのに約4頭分、コートになると約30頭分もの原毛が必要になるそうです。

これまではヤクの毛を混ぜるなどの不正が見られましたが、最近は「カシミヤ100%」の虚偽表示は少なくなっているようです。ただ、最高品質とされる「内モンゴル産」(チャイニーズ・カシミヤ)には明確な基準がなく、また技術的に原料産地を特定するのは不可能であり、他産地の原料をブレンドしているケースが少なくないようです。

購入時は、手で触ってチクチクする感じがないか確認し、同じデザインなら締りがあって重いほうを選ぶのが良いそうです。


2009/12/17
作家の童門冬二さんが執筆された「サラリーマン生態学(いきざまがく)」の中で、大変興味深い話がありましたので、ここでご紹介したいと思います。

「Qさんは万年課長だ。今まで何度か部長昇進の機会があったが、理由があってうまくいかなかった。しかし、人事異動期になると、Qさんは獅子奮迅の活躍をする。自分ではなく部下の売り込みだ。そのセリフが、『オレのような無能課長を支えてきた有能社員だ。ぜひ昇進させてやってくれ』というキマリ文句だ。人事関係者は苦笑する。しかし、けっこうQさんの主張は通る。そのため、『社で出世するなら、まずQさんの部下になれ』というような冗談が半分本気でささやかれている。Qさんは無能ではない。逆に有能だ。ただ、正義感が強い・・」

上記のような話でしたが、特に現在サラリーマンの方なら、いや既に引退されている方、退社された方、またOLの方等々は、「なるほど」と身に覚えのある方が多いのではと思います。

恐らく、社内では「手ガラを自分の物にしてしまう人」で「責任は他人に押し付ける人」の方が一般的には相当多いのが現実です。Qさんとは逆で「あの人の部下になるといい目にあった人がいない」という上司も必ずいるものです。そうした中、Qさんのような方は、今時非常に貴重な存在かもしれません。何か、心に感じるものがありましたのでご紹介させて頂きましたが、皆様の周辺ではいかがでしょうか。


2009/12/18
米国の今年の映画興行収入が過去最高を記録しています。興行収入も史上初めて100億ドル(約9000億)を超える見通しで、映画専門サイト「ハリウッド・ドット・コム」の調査では、今年の興行収入は前年比9%増の約105億ドルになるとしています。「トランスフォーマー」や「ハリー・ポッター」など人気シリーズの続編公開が相次いだうえ、チケットの値上げが収入増に貢献しています。

12月13日の日曜日時点での興行収入は97億8900万ドルとなっており、過去最高だった07年の通年実績96億8000万ドルを既に上回っています。今週は話題の大型3D映画「アバター」(日本は23日公開)を控えており、あと数日中には100億ドルを突破しそうです。

ちなみに、昨年現在で世界の最高興行収入ランキングベスト5は以下の通りとなっています。

1.タイタニック               1997年  18億ドル
2.ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還    2003年  11億ドル
3.パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマン 2006年  10億ドル
4.ダークナイト               2008年  10億ドル
5.ハリー・ポッターと賢者の石        2001年   9億ドル

また、日本公開の歴代映画興行収入ランキングは、以下の通りとなっています。

1.千と千尋の神隠し             2001年  304億円
2.タイタニック               1998年  262億円
3.ハリー・ポッターと賢者の石        2001年  203億円
4.ハウルの動く城              2004年  196億円
5.もののけ姫                1997年  193億円
6.踊る大捜査線               2003年  173億円
7.ハリー・ポッターと秘密の部屋       2002年  173億円
8.崖の上のポニョ              2008年  155億円
9.E.T.                 1982年  150億円
10.ラストサムライ             2004年  137億円


2009/12/21
この時期、窓や窓枠に結露(けつろ)が出来やすくなります。カビの原因ともなるので早めに手を打つ必要がありますが、以前、新聞にお奨めの『結露対策』という記事が出ていましたのでご紹介させて頂きます。

1.あさは3分でも5分でも窓を開けて喚起すると結露が少なくなる
2.寝る前に新聞紙を貼り付けておくと水分を吸収し、翌朝その新聞紙でガラスをふけば掃除にもなる
3.中性洗剤を溶かしたものをぞうきんに付けて窓ガラスをふくと少なくなる
4.洗濯物を部屋の中に干さない
5.押し入れのふすまは少し開けておく
6.市販の結露防止スプレーをかけると2週間くらいの効果がある

既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、一度試してみてはいかがでしょうか。


2009/12/25
すき焼きや煮物などに使われる「しらたき」、或いは「糸こんにゃく」。「一体、どこが違うの?」と思ったことはありませんか。結論から申し上げますと、どちらも成分は同じです。「しらたき」も「糸こんにゃく」も、こんにゃく芋を粉にして石灰乳を混ぜて固めたものです。ただし、両者は加工法が若干違います。

しらたきは、こんにゃくの液をところてんのように突き、細くしてお湯に放して固めます。これに対して糸こんにゃくは、固まってこんにゃくになってから突いて細い麺状にします。つまり、『こんにゃくになる前に突くのがしらたきで、こんにゃくになってから突くのが糸こんにゃく』という訳です。

ご存知の通り、見た目では白くて細いのがしらたきで、黒っぽくて太めなのが糸こんにゃくです。糸こんにゃくが黒っぽいのは、海草(アラメ・ヒジキ)やお茶などで着色しているからです。しらたきの白は、こんなにゃく芋の粉そのものの色なのです。

ちなみに、すき焼きの時、肉と糸こんにゃくを並べて煮ると凝固剤のカルシウムイオンの作用で肉が固くなりますので、なるべく離して煮るようにするのがコツです。


2009/12/29
お正月に欠かせないものの1つに「お雑煮」があります。「お雑煮」には、土地の特産物を使った様々な作り方があり、その家ごとに、また風習よってもその作り方が異なります。子供の頃、母親が台所から「餅をいくつ入れる?」と大きな声で聞いてきたのを思い出しますが、貴重な母親の味と言えるのかもしれません。

全国的に多い味付けは「すまし汁」のようですが、近畿圏では「白味噌仕立て」、越前や四国の徳島・香川の一部地域では「赤味噌仕立て」、鳥取や島根では「あずき汁」を用いるところもあり、また名古屋のお雑煮はいたってシンプル。カツオだしのしょうゆ味で、具は餅菜(もちな:尾張地方で採れる小松菜の仲間)、最後に花カツオをトッピングといった具合です。

時折、「丸餅」か「角餅」かということが話題に上りますが、餅の形は一般的に東日本が「角餅」で西日本は「丸餅」が多いようです。関ヶ原の合戦の影響で岐阜県関ヶ原を境に丸派と角派に分れたという説もあるそうです。


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